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2009年12月28日 (月)

2009年を振り返る

こんにちは。少し前の寒さはどこへ行ってしまったのか。
ここ数日暖かい日が続き、今日は雨が降りました。土屋です。

さて、いよいよ2009年も残りわずかとなりました。
ということで、今年一年を振り返ってみようと思います。

今年一年は大きな工事がなかったとはいえ、
関連会社以外での補修工事などがいくつかあり、
修景事業として活動する場は増えてきた気がします。

中でも、松代の茅葺工事では、
自分たちの刈り取った茅を自分たちで加工し、
葺き始めから終わりまで工事に携わることができ、
どれくらいの茅で、どれくらいの建物がどれくらいの手間で葺けるのか、
それを実感できる貴重なものでした。

また、古色仕上げや三和土など、
これまでやったことのなかった工事を行う機会があり、
これらが今後、十分実践していけることが分かったことも、
大きな収穫だったと思います。

そしてなんと言っても、ようやく、
ようやく達磨窯建設の目処が付いたことが一番の収穫だと思います。
許可申請の一連の流れの中では、ヤキモキする部分も多々ありましたが、
反省や勉強になった部分もたくさんありました。
達磨窯建設については、今後も報告していきたいと思います。

さてさて、いろいろな収穫があったとはいえ、
今年の工事数では淋しいというのも正直なところです。
もう一度、修景事業の活動や方針を見直し、
まずは、達磨窯建設と建設中の山田写真館など、
目の前の工事をしっかり行い、これらをベースにし、
修景事業としての活動の場をさらに増やしていければと思います。

工事とは別に、今年はいろいろなところで、
多くの方に激励の言葉をいただいた年でもあり、
過去2年、翌年の飛躍を最後に掲げていますが、
その思いが一層強いものになった一年でした。

来年のブログは1月4日(月)を予定しております。
それではみなさま、良いお年を。

土屋 直人

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2009年12月22日 (火)

霧霞

こんにちは。今朝菅平が日本で一番冷え込んだそうです。土屋です。

さて、この時期の朝方、小布施は霧に包まれることがよくあります。

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濃いときには数10m先も見えないようなときがあります。
朝霧は盆地に発生しやすいようですが、小布施は長野盆地に位置し、
扇状地という地形も影響しているのかもしれません。

このように霧がかかって、周囲が霞んで見える情景を「霧霞」、
っていうんだろうなと、私は勝手に思っていましたが、
タイトルを見て違和感を持った方はいませんか?それもそのはず、
辞書で調べてみたところ「霧霞」なんて用語はありませんでした。

ちなみに、「霧」、「靄(もや)」、「霞」は似たような用語ですが、
辞書にはこんな風に書かれていました。

 「霧」「霞」「靄」は、発生的には同じであるが、
 見通しの程度が一キロメートル未満のものを「霧」、
 一キロメートル以上のものを「靄」という。
 「霧」は、季節としては秋、時刻は朝夕夜に出るものをいい、
 「霞」は、春の霧をさし、主として昼間に見られるものをいう。
 「雲」「霞」は遠くに見えるもの。「霧」「靄」はその中にいていう。
           (「角川 必携 国語辞典、角川書店」より抜粋)

これによると「霧霞」なんて用語はおかしなことになっていますが、
言葉の響きとしてはきれいで、アリな感じがするのは私だけでしょうか。
いずれにせよ、思い込みとは恐ろしいものですが、
こうした言葉の思い込みは他にもたくさんありそうな気がします。

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こちらは今月初旬に茨城に行ったときに、筑波山から見た「雲海」です。
山を上がって行く途中は「霧」でしたが、上から見下ろすと「雲」になる。
なるほど、辞書の説明は正しいですね。
小布施の霧も、一度上から見てみたいものです。

土屋 直人

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2009年12月17日 (木)

プチ京都旅行

こんにちは。小布施では今朝15cm程雪が積もりました。土屋です。

さて、一ヶ月ほど前になりますが、
所要で京都に訪れた際、伏見稲荷大社に行ってきました。

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伏見稲荷というと、千本鳥居がすぐ頭に浮かびますが、
本殿や楼門も貫禄のある建物です。

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こちらが千本鳥居。
実際に千本あるか数えるずくはありませんでしたが、
高さ2mほどの小ぶりな鳥居がわずかな隙間で並んでいます。
上の写真は上り側、下の写真は下り側から見た写真です。
下り側には、歩く人に見やすい角度で奉賛者の名が刻まれています。

この千本鳥居、昔何かのCMで見たイメージが強く、
もっとりんごのような赤い色をしているイメージでしたが、
実際には朱色といった感じで、私の記憶も当てになりません。

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稲荷大社といえば狐ですが、
狐って神聖だけど不気味なイメージがあるのは私だけでしょうか。
なんだか悪いことをすると本当に化かされそうな気がします。

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さて、千本鳥居の先にはいくつかのお社があり、
山を登りながら最後の一ノ峯まで鳥居は続いています。
一ノ峯まで往復するには1時間半くらいかかるようで、
そんな元気もない私は中間くらいで引き返してきました。

それにしても、秋の京都はどこに行っても人込みだらけでした。
車で行ってしまったため、駐車場を探すのに一苦労ですし、
見つかっても駐車料金が半端なく高いため、
やむなく車内観光になってしまったところも‥。
京都観光は電車かタクシーだなと実感いたしました。

土屋 直人

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2009年12月14日 (月)

栃木の旅 ~その7~

こんにちは。茅運びの筋肉痛に襲われている、土屋です。

さて、今回は栃木の旅最終回です。
これまでに紹介しきれなかったところを紹介します。

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こちらは、内藤廣氏設計のフォレスト益子です。
レストランや宿泊施設、展示室や研修室を兼ねた施設です。
宿泊施設の中は見ることができませんでしたが、
名前通り森に囲まれた場所にあって、
トップライトや開口部から見える景色、差し込む光が、
とても居心地の良さそうな感じがしました。

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こちらは、東京ガス「SUMIKA Project」でつくられた住宅です。
上の黒い板張りの家が、藤森照信氏設計のコールハウスです。
下の二つ並びの住宅は、黒壁の家が西沢大良氏設計の宇都宮のハウス、
白壁の家が藤本壮介氏設計のHouse before House です。
いずれも、現在は人が住んではいないようですが、
普通の住宅地の中にあり、抜群の存在感を放っていました。

以上で、今回の栃木の旅で訪れたところは全てになります。
普段馴染みの薄い石造りの建物やその採掘場、
馴染みのある素材を活かした建物を多く見ることができ、
たいへん刺激のあった旅となりました。
ただ、足早にいろいろ回ってしまい、もっとそれぞれのところで、
ゆっくりしても良かったかなと思います。

でも、「栃木はわりと近い」ということが分かったので、
今回行けなかったところも行ったところも、
また足を運んで、今度はゆっくりしたいと思います。

土屋 直人

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2009年12月 9日 (水)

栃木の旅 ~その6~

こんにちは。茅場に行くと変な虫に刺される、土屋です。
何故かいつも私だけで、誰も痛みを共有してくれません。

さて、栃木の旅最後の目的地は、大谷石で有名な大谷町。
まずは、大谷寺に行きました。

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この迫力ある佇まいもさることながら、
本堂の岩壁に彫られた、本尊の千手観音像は、
鳥肌が立つくらいの迫力がありました。

次は、大谷資料館に行きました。
ここは、地下採掘場跡や採掘道具、機械を見ることができます。

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こちらは、地下採掘場跡です。
地下30m、野球場が一つ入ってしまう程の、
およそ2万平方メートルの巨大な空間は圧巻です。
薄暗い空間の壁には、採掘の跡が生々しく残っていて、
なんだか不気味な感じが漂っています。

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大谷資料館付近には、こうした大谷石を使った建物や、
塀や土留めなど、いたるところに大谷石が活用されていて、
産地の迫力を感じることができます。

次回もつづく‥

土屋 直人

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2009年12月 3日 (木)

栃木の旅 ~その5・番外編~

こんにちは。新型インフルエンザの脅威が、
いよいよ身近にせまってきました。土屋です。

さて、前回ご紹介したJR宝積寺駅とちょっ蔵広場ですが、
夜はこんな感じになります。

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暖色系の照明による温かさや、
陰影がくっきりと出て、昼間とはまた違った雰囲気がします。
ライトアップされたところも建物の見所の一つですね。

土屋 直人

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2009年11月30日 (月)

栃木の旅 ~その5~

こんにちは。最近、お腹の調子がいい、土屋です。

さて、栃木の旅3日目も、
隈研吾氏設計の建物からスタートです。

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こちらはJR宝積寺駅です。
建物のほとんどは東西をつなぐ通路が占めていて、
外観は特に特徴のない建物に見えますが、
中に入って天井を見上げるとビックリです。

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合板を菱形に組合わせたもので天井が覆われています。
普通の合板も形と使い方を工夫することで、
これほどまでにインパクトのある装飾になっています。
何か規則性があるかと思いましたが、
私にはさっぱり分かりませんでした。

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こちらは駅のすぐ隣にあるちょっ蔵広場にあるちょっ蔵ホールです。
大谷石をくの字型に積み上げた壁面が特徴的です。

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ホールの向かいには、全てをくの字に囲まれた建物があります。
全てが石で覆われた建物という点では、石の美術館と同じですが、
石の種類や使い方で全く印象が違うものです。

ちなみに、菱形が共通のデザイン要素になっている二つの建物ですが、
駅舎より先にちょっ蔵広場ができたようです。

もうしばらくつづく‥

土屋 直人

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2009年11月25日 (水)

栃木の旅 ~その4~

こんにちは。八つ橋は皮だけの抹茶味が好きな、土屋です。

さて、那須町をあとにして訪れたのは那珂川町。
ここでは隈研吾氏設計の「馬頭広重美術館」に行きました。

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外観はなんと言っても、全体を覆う竪格子が印象的です。
外装にこんなに木を使って大丈夫なの?と思われる方もいるでしょうが、
これを可能にしたのが、木材の不燃・防腐技術です。
使われている杉材は、遠赤外線処理と薬剤注入をすることによって、
不燃材(相当)の認定を受けているそうです。

構造はRC造、一部鉄骨造ですが、部材を薄く細くすることで、
全体を覆う竪格子のシンプルで軽い感じを際立たせています。

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内装は外装の縦格子に揃えるように、縦ラインを強調したデザインで、
前回ご紹介した2つの建物同様、地元産の素材が多く使われています。
明るく暖かな雰囲気とは対照的に、展示室の中は暗く冷たい雰囲気でした。

前々回からの4つの建物は、
いずれも素材の個性を存分に感じられる刺激的なものばかりで、
大変充実した栃木の旅2日目となりました。

3日目につづく

土屋 直人

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2009年11月19日 (木)

栃木の旅 ~その3~

こんにちは。連日の茅刈りで筋トレの成果を実感している、土屋です。

さて、日光をあとにして訪れたのは那須町。
ここでは、隈研吾氏が設計した建物を2ヶ所回りました。

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まずこちらは、那須歴史探訪館です。
内装には地元産の芦野石、また地元の楮を使った和紙や、
藁スサを使った藁左官が使われています。

この藁左官は、左官で使うラス網という金網に、
藁スサを接着材と混ぜたものを塗ったもので、
独特の雰囲気と質感、また温かさを演出しています。

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こちらは、那須歴史探訪館からすぐのところにある、
STONE PLAZA~那須芦野・石の美術館~です。
那須山の噴火によってつくられた、
栃木県産の芦野石、福島県産の白河石がふんだんに使われています。

独特な石の積み方や光の採り入れ方があったり、
あまり石造りの建物に馴染みがないので
様々石の使い方がされていることに驚きました。

いずれも仕上げや素材が、
地元産のものであったり、工夫がされていて、
普段とは違う空間を体感することができました。

つづく

土屋 直人

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2009年11月16日 (月)

栃木の旅 ~その2~

こんにちは。お昼を食べすぎ、今もお腹いっぱいな土屋です

さて、栃木の旅2日目は、中禅寺湖畔にある、
イタリア大使館別荘記念公園に行きました。

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この建物はアメリカの建築家、アントニン・レーモンドの設計で、
昭和3年に建築され、イタリア大使館の別荘として使われていました。
現在は、栃木県が買収し、改修工事をして一般公開されています。

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特徴はなんと言っても、杉皮による装飾です。
外装は、杉皮と杉の小羽を使いモザイク模様などを用い、
内装は、同じくモザイク模様のほかに、
貼り方を変えることで様々なパターン模様が用いられています。

それが天井にも壁にも施されているのですが、
全然うるさい感じはせず、周囲にも馴染んでいます。
和のイメージが強い杉皮と竹の組み合わせですが、、
使い方次第でこんなにもモダンな感じになるんですね。

この建物やアントニン・レーモンドについて、
こちらで詳しく解説されています。
また、余談ですが、改修では難燃杉皮が使用されているそうです。

余談ついでに、ここに立ち寄る前に駐車場で1回、
山道を運転中に1回、バッテリーが上がってしまい、
車が動かなくなってしまうというアクシデントに見舞われました。
道行く人を止めてバッテリーをつなげてもらったり、
ガソリンスタンドに助けを求めたりして、
事なきを得ましたが、あの時助けて下さった皆さん、
本当にありがとうございました。

そんなこんなで、相当落ち込んだ気分でここに来たのですが、
今まで見たことがない杉皮の使い方や、
周囲の環境とこの建物の気持ちよさに、
すっかり気分も持ち直し、次なる目的地を目指します。

つづく

土屋 直人

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