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2011年8月20日 (土)

達磨窯@小布施 初火入れ ~その1~

各方面のみなさまがた

大変ご無沙汰しており、恐縮です。
「最近ブログどうしたの?」との、
皆様からのご指摘に胸がつまる思いであります。

そんな中、良いご報告です!
8月7日、8日の2日間、達磨窯に初の火入れを行ないました。

この日は8日の小布施ッションの講師もしていただいた、
武蔵野美術大学基礎デザイン学科教授の原研哉先生と、
ゼミの学生たちをお迎えしての火入れとなりました。

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簡素ながらも安全と成功を願う儀式を執り行った後、
原先生に火入れをしていただきました。

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これまで、窯を太らせるための火は入れてきましたが、
今回は、瓦を焼くときと同じように火入れをしました。

この達磨窯にとって初の火入れであるとともに、
私たちにとっても初の火入れになります。
私と西山に至っては、火入れを見たことすらなく、
何事も手探りな感じで、この後丸一日かけて火入れに臨みました。

その奮闘ぶりは、今後お伝えしていきたいと思います。

追伸
今回の火入れは、甘楽の火入式のような完成を祝うものではなく、
窯を完成させるために行なうものだったため、
広くお声掛けしませんでしたが、
窯が完成し、いざ、瓦を焼き始めるまでに至った暁には、
お世話になった皆様をお呼びし、
火入式を行いたいと考えておりますので、
そのときはぜひ、足をお運びいただきたいと思います。

土屋 直人

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2010年7月30日 (金)

とある朝の風景

こんにちは。毎日暑い日が続きますが、
出ていく水分もさることながら、入れる水分も多い、土屋です。

さて、とある朝の風景です。

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俗にいう「はたかん」が朝日を浴びてとてもきれいでした。
「はたかん」とは、全国一般的に用いられる用語か分かりませんが、
おそらく「畑用潅水設備」に近い用語の略語だと思います。

車の窓を開けて走っていたら、水を浴びてしまった、
なんて経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
私も車に乗っているときはもちろん、
高校時代に自転車通学をしているときには何度浴びたことか。

そのときは大変頭にくるのですが、
今朝のはたかんは、一味も二味も違いました。

土屋 直人

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2010年7月27日 (火)

達磨窯@小布施 近況報告

こんにちは。今日から三十路に突入した、土屋です。

さて、小布施見にマラソンに参加された方の中には、
お気づきの方もいるかと思いますが、
達磨窯の上屋に瓦が葺かれました。

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残念ながら、まだ瓦を焼くことはできないので、
古瓦を使って葺いていただきました。

自分たちで焼いた瓦を、自分たちで葺く

そんなことができたらと思うと、
それだけでワクワクしてきますが、まずは欲張らず、
一日も早く瓦が焼けるようになることを目指します!

土屋 直人

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2010年7月22日 (木)

達磨窯@小布施 作業報告 ~その15~

こんにちは。すっかりサボリ癖のついていた、土屋です。
これからまた心を入れ替えたいと思います。

さて、一応の完成を見せた達磨窯ですが、
本当の完成までにはもう少し工程が残っていますが、
現在は「火を入れながら窯を太らせる」工程です。

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これは、戸口と呼ばれる瓦を出し入れするための開口を、
瓦と砂、さらに木で蓋をしているところです。
仮の煙突も取り付けました。

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そして、いよいよ火入れ。
今回、実際に瓦を焼くときの900度という温度までは、
窯の温度も上がってなかったと思いますが、
焚き口にいた百足は焦げていました。
また、心なしか焚き口の上に飾られた恵比寿さんも、
熱そうな顔に見えます。

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燃焼室のアーチの部分を、
乾き具合を見ながら太らせて(塗り重ねて)いきます。

そもそも、なぜ火を入れながら太らせる必要があるかというと、
とくにこの燃焼室のアーチの部分を太らせるため、
といっても過言ではありません。

この部分は瓦をせり出しながら、
最後は竹を渡してアーチをかけてあるだけで、
他の部分に比べて厚みがありません。
そのため、水気を含んだ粘土を塗り重ねると、
重みで落ちてしまう危険性があります。

そこで、短時間で水分を飛ばしながら塗り重ねるために、
火を入れながらの作業になるわけです。

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太る前。

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現在。

ここからもう一太らせさせていきます。

土屋 直人

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2010年6月 9日 (水)

茅場@小布施プロジェクト実験編 ~その2~

こんにちは。最近の暑さがすでにきつい、土屋です。
こんなで夏もつかなあ、とこの時期毎年思います。

さて、高山村の茅場の茅を、
小布施町内のとある河川敷に移植してから2週間が経ちました。
その後の様子はといえば‥。

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移植から1週間後の様子。
移植した頃には青々としていた茅たちですが、
ほぼ周りの枯れ草に同化しつつあります。
株ごとに見れば、5~6割くらいは枯れているでしょうか。

とはいえ、まだ植えたばかりでうまく根が定着していないとか、
日照りが続いたせいに違いない、
と今後の回復に期待しつつ、さらに1週間後。

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回復の兆しは見受けられませんでした。
とはいえ、悪化した様子もなく、
半分くらい枯れた状態を維持している感じです。

この状況を察するに、
適度な大きさに株を切断する際に、
傷めてしまった根の先が枯れているだけで、
今枯れていないのはきっと大丈夫なはず、
という、希望的観測がたちます。

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そんな枯れ気味の茅の横では、
名も知らぬ雑草がすくすくと育っていて、
彼に罪はありませんが、憎らしくすら思えます。

なにはともあれ、
今後の成長(あるいはその逆)を気長に見守りたいと思います。

土屋 直人

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2010年6月 4日 (金)

達磨窯@小布施 作業報告 ~その14~

こんにちは。高校時代、野球ではろくに肉刺もできなかったのに、
窯づくりでスコップやら鏝での肉刺ができている、土屋です。

さて、耐火煉瓦を積み終わった焼成室のアーチですが、
下地は火入れの時に燃やしてしまうものだと思っていましたが、
甘楽町での窯づくりの写真をよく見てみると、
火入れの前に外していたことが分かり、
少々不安ながらも外してみることにしました。

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下地のパネルの足を恐る恐る取り外し、
下地を叩き落としていきます。
何とか最悪の事態は免れ、無事に取り外し完了。
アーチ構造を考えた人はほんとすげーな、と思った瞬間でした。

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焼成室の中は思ったよりも広く、
戸口の幅も広めにしたので、移動も楽々です。
また下地に接していた面は、
なんとも素材感のあるいい表情に仕上がっていました。

さてさて、焼成室のアーチの仕上げと一緒に、
燃焼室の屋根のアーチも仕上ていきます。

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縄をかけながらせり出させてきた瓦の上に
割り竹をのせ、その上に粘土を塗って屋根のアーチの完成です。
これでようやく以前ご紹介した、

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達磨窯の(一応の)完成!

この状態になったわけですが、
(一応の)とあるように、まだ本当の完成ではありません。
ここからの作業はサボることなく、
お伝えしていきたいと思います!

土屋 直人

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2010年6月 1日 (火)

達磨窯@小布施 作業報告 ~その13~

こんにちは。ここ2,3日で3キロ太った、土屋です。
やっぱり肉食の暴飲暴食はいけません。

さて、窯づくりはいよいよ焼成室のアーチを積んでいきます。
作業は焚き口のアーチ同様、いたってシンプル。

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両サイドからアーチの下地にそって、
日干し煉瓦を積んでいきます。

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キーストーンとなる最後の一列は、
足でガンガン踏み込んで入れていきます。
こんなことができるのは焚き口のアーチで、
多少アーチ構造に自信がついたからでしょう。
最後に、目地の部分がしっかり利くように楔を打ち込みます。

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日干し煉瓦と目地材が見えている感じもいいのですが、
その上に土を塗り重ねて、焼成室のアーチの完成です。
日干し煉瓦をつくっていただいた、
外国人ヘルパーの皆さんには本当に感謝です。

さてさて、緊張の下地外しと、
燃焼室の屋根のアーチの仕上は次回に。

土屋 直人

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2010年5月27日 (木)

達磨窯@小布施 作業報告 ~その12~

こんにちは。最近、目覚ましが鳴る前に起きてしまう、土屋です。

さて、作業は燃焼室の屋根と平行して、
焼成室のアーチを日干し煉瓦で積む工程を行っていきます。
まずは、アーチを積むための下地をつくっていきます。

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壁にアーチの型に切ったパネルを当てつけ、
その形なりに壁を積上げていきます。

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上まで積上がった状態がこちら。
横から見るとほぼ完成型です。
窯の中央部分のスリット状の部分は「戸口」といい、
ここから窯の中に瓦の出し入れをします。

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壁に当てつけたパネルの上に板を打ちつけ、
燃焼室をスッポリ覆います。
これでアーチの下地が完成。
次回はいよいよ、日干し煉瓦を積んでいきます。

土屋 直人

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2010年5月24日 (月)

達磨窯@小布施 作業報告 ~その11~

こんにちは。達磨窯が一段落してからというもの、
日に日に体が重くなっていく、土屋です。

さて、焚き口のアーチを積み終えると、
いよいよ燃焼室の屋根を架けていく工程になります。

「屋根のカーブはセンスで」

という、なんともアバウトなメモと写真だけが頼りでしたが、
前回お伝えしたようにバッチリ実測をさせていただいたので、
何の不安もなくこの工程に入ることができました。

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実測してきた寸法を参考に屋根がせり出し始める位置を出し、
まずは5cmほど瓦をせり出させます。
このとき、耐火煉瓦で積上げた肌の上からも、
燃焼室側に瓦をせり出させておきます。

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4~5寸くらいずつ瓦をせり出していくのですが、
先端に縄をかけて瓦が落ちないように固定していきます。
この縄をかけながら瓦をせり出していくのが、
一番難しい工程になりそうだと思っていましたが、
思いのほか順調に進めることができました。

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このあたりまで来ると、日に日に窯らしくなってきて、
一日ごとの達成感が今までの比じゃありませんでした。

土の水の引き具合を見ながらせり出していく間に、
焼成室の壁も積上げていき、
焼成室の屋根のアーチを積む工程も平行して行っていきます。

つづく

土屋 直人

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2010年5月19日 (水)

達磨窯@小布施 作業報告 ~その9~

こんにちは。先日の金石と共犯の土屋です。

さて、久々の達磨窯レポート、
前回はいよいよ燃焼室の屋根をかけていくところまで、
早足で報告させていただきましたが、
時間をもう少し遡っての報告からにしたいと思います。

以前のブログで、
群馬県甘楽町から「達磨窯実行委員会」の方々が
我々の達磨窯工事の様子を見に来てくださった際、
燃焼室の屋根のカーブが窯の温度上昇において重要であることを知り、
甘楽町に伺わせていただくことになった、お伝えしましたが、
翌週末、早速行って参りました。

この旅では、甘楽町の達磨窯以外にも、
いくつか回らせていただき収穫の多い旅になりましたが、
まずは、達磨窯の実測のご報告。

甘楽町に訪れるのは火入れ式以来になりますが、
達磨窯もその周囲もだいぶ使用感がでていました。

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さっそく燃焼室の屋根のカーブや煙突周りなど、
これからの要所となる部分の寸法を実測させていただきました。

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ほかにも必要な道具の採寸をしたり、
どこにどのように亀裂が入るかなど見ることができ、
また、きれいに仕上るべきところとそうでもないところも分かり、
今後の作業に役立てることができそうです。

土屋 直人

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