2009年11月12日 (木)

力なり

こんにちは、西山です。

久しぶりに、リアルタイムでブログ更新しています。
このところ、西山分の更新が滞ってしまい
申し訳ありませんでした。

本日、

  10/9、15、20、23、28
  11/4、9

以上の更新を完了しました。
あいかわらずたわいもない話が満載ですが、
よろしければどうぞ。

さてさて、
さすがにこれだけ更新をためてしまったのは初めて
だったので、正直あせりました。

最初のうちは、いくつたまっているかを認識していたのですが、
途中からは、

 とにかくたくさんたまっているけど・・

とアバウトな認識になり、かなり現実逃避をしておりました。

やはり、少しずつやるのが一番ですね。

・・・・というか、日付を偽装して、過去の更新をでっち上げる
というのは、なんだかおかしいですね。

今後はなるべくこのようなことがないようにしたいとおもいます。

ということで、
更新が滞っているあいだに11月に入ったというのに
ここで勝手に

 継続

を今年の個人テーマにしたいと思います。

イメージとしては、バッターが毎日素振りをするように、
私もなんらかの「素振り」を毎日していきたいなと
思う次第であります。

正直、具体的なところはまだ見えていないのですが、
毎日かかさず、
たとえ明日、その必要がなくなるとわかっていても

 素振り

していきたいと思います。

【本日の京都】
001_5
前も取り上げました、京都の犬矢来です。
個別更新可能な、素晴らしいアイテムです。
しかし、右の部分をよく見ると・・
002_6
おわかりでしょうか。
右半分は、竹ではなく、木製です。
竹矢来でも木矢来でもどちらでもいいと思うかもしれませんが、
個人的には、

  ・竹は木にくらべ成長がはやく、わりとどこにでもあり
   入手しやすい。
  
  ・竹を加工するには、鉈とそれを扱う腕があれば十分だが、
   丸太の状態の木からこのような細い材をこしらえるには、
   現実的には大掛かりな機械に頼らざるを得ない

  ・竹矢来は節がリズムを刻み、豊かな表情を生み出している。

  ・竹は容易にしなる。

  
などの理由から、竹矢来を強く推したいと思います。
(現実に、ほとんどが竹矢来ですが・・。)

竹矢来推進委員会
西山哲雄

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2009年4月22日 (水)

ロングライフ建築

こんにちは、西山です。

・春の訪れとともに、某所の土壁の補修を始めました。
 
 今年度初めての壁塗りは、
 ホトトギスが鳴き、桜が舞い散るという、
 最高の環境に恵まれました。

 今回補修しているのは、かなり古い土蔵。
 風雨に晒され、
 一緒に塗り込まれた石や藁が顔を出した壁は、
 年月を経ることで、明らかに新たな価値を
 生み出しています。

 
 そんな土壁の、補修。
 以前(といっても何十年も前ですが・・)補修した部分が
 すこしはがれてきていたり、
 他の部分に比べ傷みが進んでいるところに、
 新たな壁土を塗りこんでいく・・。

 これでまた、しばらくは
 時間を重ねていくことができるでしょう。

 土壁の補修に、特別な材料はいりません。
 木舞をなおす必要のない場合、
 ベト(壁土)だけあれば事足りてしまいます。

 「壁土」と言うと何か特別のように思うかもしれませんが、
 近くにある土でいいのです。
 田んぼの土だったり、庭の土だったり、
 それがもとになって「壁土」ができます。
 
 ですから、極端なことを言えば、
 この世から土がなくならない限り、
 壁土はなくなりません。

 この土蔵がまた、補修が必要になったときにも、
 ベトは容易に手に入れることができるでしょう。

 何十年後も、何百年後も手に入る材料。

 こういうことって、意外と大事な気がします。

・下の写真は、京都の河井寛次郎記念館の犬矢来です。

 002
 001
 竹製ですが、
 傷んだ部分だけ、新しい竹に交換してありました。

 傷んだ部分だけ補修できて、
 なおかつその材料を、これから先もずっと、
 容易に手に入れることが出来る。 

 
 シンプルなことですが、これこそが、
 長く使い続けるポイントなのではないかと思います。

西山哲雄
 

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2009年2月18日 (水)

竹の縁側工事 ~その2~

こんにちは、日本酒を舐めただけで動けなくなる金石です。
リキュールやブランデー入りのデザートも同様、要注意です。

さて、先日お伝えした竹の縁側工事報告の続きです。

実際に現場で並べるのはこの日が初めてでしたので、
どうなるのかがとても楽しみでしたが、いささか緊張もしました。

Img_4413

手前にある横材をご覧ください。
無数の小さな穴が開いているのがおわかりでしょうか?
実はこれ、小さな釘を抜いた跡です。
ここの釘が竹の内部に引っ掛けることで竹を固定していたようです。

竹の下端に欠き込みを施し、
手前から奥へと竹をスライドさせると、
奥側の端は扉の下の木材の間に滑り込みます。
そして、もう一方は釘が竹の筒の中に入って引っ掛かる。
言葉で説明すると、こんな仕組みでしょうか?

Img_4420

そんなわけで無事に完成。
現場合わせの作業が続くので、意外と手間取ります。

Img_4419

下から見るとこんな感じ。
左側が建物側。

Img_4422

ズラッと並んだ竹。
「節の間隔が狭さ」にご注目。
流通している竹ではこんな狭い間隔は得られません。

余談ですが、、、
従来取り付けてあったであろう竹は
かなりの高品質だったことが作業をしてわかりました。

Img_4416

節ではなく隣同士並んだ竹の間隔に注目。
ビックリするほど隙間なく並んでいます。

ということは、、、
「根元まで真っ直ぐで、大きさの揃った竹」
が使われていたんだと思います。

昔の仕事振りに「あっぱれ」です。
これから目指すべきは、まさにこれです。

金石健太

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2009年2月 9日 (月)

竹の縁側工事 ~その1~

こんにちは、白黒フィルムの現像機械一式を手に入れた金石です。
機械を受け取ったものの、正直何がなんだかわかりません。
身近な素人カメラ愛好家たちと共に、
本当に一から勉強です。

さて、本日より竹の縁側補修の工事を始めました。
少し前に「根っこに近い部分が市場に出回らない」と
嘆いていた言っていたあの工事です。

そういえばこの工事、
途中経過を報告することを忘れておりました。
話を少し遡らせます。

隣の高山村の竹林でお目当ての竹を見つけた数週間後、
ある程度雪が解けるのを待って竹を伐採してきました。
うっそうと覆い茂ったその竹林には、
直径3cm程度の細いものから、直径6cm程度のものまで、
高さ6~7mの竹が所狭しと生えています。

実際に切ってみると、
予想通り根元部分は曲がっているものが多く、
商品にしにくいであろうことを再確認。
それでも我々が欲している長さは40cm程度なので、
多少の曲がりは問題になりません。
そんなわけで、次々と切り倒し、、、

40本程度倒して、
お目当ての竹を70本ほど確保。

ん?
40本から70本?

そう、節の間隔が狭い部分は1本の竹から
2本を取るのが精一杯でした...
一見しただけではあまり伝わりませんが、
この材料、贅沢品です。

Img_4407

まぁ、こんな感じで竹の入手に成功し、
暇を見つけては加工をしていたのでした。

そして、それが終わったので
いよいよ取付工事が始まったというわけです。

工事の様子はまた後日...

金石健太

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2009年1月14日 (水)

続・市場に出回らない竹

こんにちは、初詣で「大吉」のおみくじを引き当てた直後、
2歳の息子が見事に「凶」を引き当て、
もう少しでおみくじを交換されそうになった金石です。

さて、前回の続き。

我々が欲しい竹が流通していないという
ショッキングなニュースを引っさげてトボトボと事務所に戻ったものの、
やり場のない悔しい気持ちが納まりません。

それに、今回と同じ気持ちは以前にも経験したことがあります。
例えば地瓦の入手もそうです。
消費者が本当に欲しいものが手に入らないという
世の中の仕組みにガッカリするのは今回に限ったことではありません。

で、、、
そういう時は自分たちで仕入れルートを確保するに限ります!
民家に使うような伝統的な素材は、
その気になれば近場でも入手可能な場合が結構あります。
茅がそうだったように、
個人で竹林を持っている方を探し出して、
交渉すればいいのです。

そういえば、、、

以前、竹を切らせていただいたことのある竹林には、
割りと細い竹が密集していたような...

そうのときは太い竹が欲しかったので、
細い竹のことはよく見ていなかったのですが、
もう一度確かめる価値はありそうです。

早速、その竹林へ足を運んでみると、、、

Img_2913

見~つけたぁ!!

金石健太

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2009年1月 8日 (木)

市場に出回らない竹

こんにちは、鳩サブレーが大好きな金石です。

さて、昨年末にあるお宅の縁側の補修の依頼を受けました。
その縁側の様子がこちら。

Img_2125_2 

直径25~30mmの竹がズラッと並んでおります。
「わりと細い竹を使っているんだなぁ」と何気なく見ていると...

んっ!?

・・・・・

あれ?
この竹様子がおかしいぞ!!

皆さんも良くご覧になってください。
よく見ると節の間隔がかなり狭いことに気付きます。
長さ400mmの間に節が3つくらいありますよね?

そう、この依頼を受けた縁側、
強度がある根元の部分のみを選んで使用した、
結構贅沢な縁側なのです。

というわけで、本日長野市にある竹材屋に足を運んできました。
そこで写真を見せて事情を説明すると、
かなりショッキングなお返事を頂戴いたしました...

 あぁ、こりゃあ本当に根っこの部分だね。
 こんなのどこに行ってもないよ。
 
エェッ!!
ナイ!?
ドウイウコトデスカ???

予期せぬ返事に軽いパニックを起こしてしまいましたが、
どうやらこういうことらしいです。

竹材店といえど、竹材の多くは県外から仕入れているとのこと。
我々が希望している部分は本当に根元部分で、
節の長さが不揃いなため流通に乗っている竹材としては不要な部分。
つまり、この竹のもう少し上の部分が
商品としての竹材の根元部分に相当するようです。

要するに我々が欲しい部分は市場には出回らないんです...

 この竹(=店にある竹材)の根元でも節2つは取れるんじゃないの?
 それでいくしかないよ。

と助言を頂きましたが、、、
なんですかね?どうもどこか納得がいかないんですよね...
この節が3つ4つあるところがこの縁側の大事な要素な気がして...

 また来ます...

そう言い残してトボトボと帰ってきたのでした。(続く)

金石健太

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