古色仕上げ奮闘記 ~その2~
こんにちは、松煙やベンガラで
手のひらが真っ黒になっている金石です。
さて、先日のブログでも紹介した「古色仕上げ」、
予想通りかなり悪戦苦闘しております。
・色合いの問題
・濃度の問題
・拭き取りのタイミング
・木材の仕上げの度合いと塗料の水分量
・乾燥後の乾拭きの程度
・塗装面保護のための柿渋の塗布、、、等
本当に様々な要素が絡み合っています。
同じ塗料を塗っても仕上がりが違ってきたりなんかして、
いろいろと試したけれども、
よくわかったようで全然わからない
これが現在の正直な感想です...
でもまぁ、だいたいの要領は掴んできたことだし、
あとは現場であれこれやってみるかな?
そう思って、たくさんのサンプルを持って現場に向かったのですが、
改めて現場を見渡すと...
あれれ??
一口に古材といってもいろんな色があるもんだ...
そう、本当にいろんな色、艶の古材があって、
どれを目指していいのかわからなくなってしまいました。
今までは梁や小屋組みの掃除をしていた関係で、
それらの部材の色を目指してやっていましたが、
ひとたび壁に目をやれば
柱や窓枠はまた違った色合いではないですか!
さらに柱にいたっては部屋によって
表情がまったく違うときています。
この現実を目の前に、
あっ、そうか!
いろんな色、艶があっていいのかもしれない!
と考えが変わりました。
要は建物全体としての色調が整えばいいのですから、
なにもペンキで塗ったように
全てを同じ色にすることはないのです。
(むしろ、全ての部材が均一な色艶の方が不自然かも?)
なんだか良い意味で
「己の中の凝り固まった考え」が拭えたようで、
また少し違ったものの見方ができるようになった気がします。
塗装面保護のために柿渋を塗り重ねると
ベンガラの赤味が若干失われるらしい...
(手前2枚の下半分が柿渋を塗り重ねた部分)
金石健太
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