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2010年3月 2日 (火)

分解体

壊しておぼえることがある。

そう思うにしやまです。みなさんこんにちは。

まさに今の我々がそうですが、
一軒の民家を壊しながら、
様々なことを学んでおります。

大きな力でぐしゃっとしてしまうのではなく、
小さな力(主に人力)で組み上げたものをほどくように
壊しているので、
余計にいろいろなことがわかります。

車や電車では気づかない風景に
歩いていると気づくという感じに似ているかもしれません。

そもそも、
つくるよりも壊すほうが簡単で、
技術を伴わなくても、それなりに出来てしまいます。

我々に壊せるのだから、大抵の素人の人でも
大丈夫だと思います。

それに、
古民家のような建物を現代において作ろうとすると、
コストや法律や技術の問題などによって、
本物と同じようにはなかなかいきません。

・・・・・

今、古民家はどんどん壊されています。

現代ではつくることのできない建物が
壊されていくのは大変悲しいことで、それを
どうにかとめていくことが我々の仕事ではありますが、
古い建物のつくりかたを学ぶには、
またとないチャンスでもあるわけです。

如何ともしがたい理由で壊されてしまう家があるとすれば、
せめて何かを引き継いでいきたいと思います。

 壊すことでしか学べないことがある

とするならば、それを受け継いでいくことも
大事な役目なのかもしれません。

2010
実家の畑。特に意味なし。

西山哲雄

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コメント

コメントありがとうございます。

本当にそうですね。
私も古い家を借りて住んでいますが、
昔の家は、どうやって作られているのか非常にわかりやすいと思います。
使われている素材も土、木、草・・・などとどれも身近にあるようなものばかりですし、材料の種類も限られています。

わかりやすい仕組みだからこそ、修理も容易なのだと。

古いものに学ぶべきことは、まだまだあると思っています。

投稿: 西山 | 2010年3月18日 (木) 17時44分

大正元年の先祖からの家と築25年の注文住宅の家に住んで比べて思うことは、
昔の家はたいていのたいていの修理は自分でも簡単にできる。
100年や200年では簡単に傷まない。
夏か涼しく、冬は暖かい、蓄熱に優れた素材がふんだんに使われている。
良い点がたくさんあります。それに引き替え今の家は、かなり物としてはお粗末で、技術も退化しているとしか思えません。

投稿: K | 2010年3月 3日 (水) 17時57分

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