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2010年2月15日 (月)

再生の再生

こんにちは、最近、大工仕事が多い金石です。

そう、先週から修景事業の事務所となる
旧山田写真館の大工仕事を始めました。
今回は窓や戸の枠の取り付けです。

古い建物を扱うときによく遭遇する問題として、
柱が傾いていたり、曲がっていたりという場合があります。
新築物件ではあまり考えられないことですが...

この建物も古いだけあって、
そういった問題と上手く付き合っていかなくてはなりません。

で、作業するときに考えます。

 この建物の再生の再生はできるのか?

と...

今回の改修工事のことだけを考えるのと、
何十年後かに訪れるであろう
新たな改修工事のことも考えるのとでは、
だいぶ工事のやり方が変わってきます。

具体的な例でいうと、
傾いた柱に何かの部材を取り付ける場合...
部材の形状や取付位置にもよりますが、
新たな部材は柱なりに取り付けると不具合が生じます。
垂直が狂ってしまいますので...

ここで考えられる選択肢は2つ。
1つは傾いた柱の一部を削って、
新たな部材を垂直に取り付ける。
もう1つは新たな部材の一部を
柱の傾きなりに削って垂直を保つように取り付ける。

施工する立場からしては、
前者の方が作業的に楽な場合が多いのですが、
「再生の再生」を考えると、
今度の工事で部分的に削った箇所が「現し」になるかもしれません。
そうした場合、後者の方法も考える必要があります。

手間が掛かると費用も掛かるわけで、
どちらが正解というのはお施主さんの判断次第ですが、
施工者として、そういった長いスパンのモノの見方も
選択肢の一つとして提示する必要もありそうです。

金石健太

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