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2010年2月26日 (金)

腑に落ちないこと

こんにちは、今更ながら木造の継手を勉強している金石です。

今、ある建物を登録有形文化財に申請すべく
色々と調査をしております。

はっきり言ってこの手の申請方法がよくわからなかったので、
得意の「知っている人に聞きに行く作戦」を実行し、
信州大学にいる同期生の元を訪ねて参りました。

彼は何もわかっていない私に対し、
丁寧かつ的確なアドバイスをくれました。
やはり持つべきは友。
質問を投げかける窓口すらわからなかった私でしたが、
彼のおかげで今後すべき道筋が明らかになりました。

その中で興味深い助言がありました。

 おおよその建設年代が明らかにできないものは、
 登録候補物件として挙げても登録手続ができない---

つまり、建設年代をある程度特定できなければ、
どんなに文化財的価値のある建物でも登録対象外になる、
というのです。

この登録有形文化財、
その対象基準の一つに「建設後50年を経過したもの」
という項目があります。、
この場合、50年前に建っていたことを証明できたとしても、
建設年代がわからなければ登録対象外...

なんか腑に落ちません。

ある程度の権威を持った建物では、
記録を辿れば建設年代くらい判明するでしょう。
でも、民家レベルではどうでしょうか?
途中で持ち主が変わった場合、ましてや改築までした場合、
棟札も変わってしまいますし、
建設年代の証明が困難を極めそうなことくらい
容易に想像できます。

 建設年代もわからない建物なんて、
 文化財的な価値なんてないんだよ。

なんだかそう言われている気がして、無性に腹が立ちます。

建設年代が明らかでなくたって、
国土の歴史的景観に寄与している建物なんて、
日本中に五万とあるじゃないか!
とこの理解不能な条文に憤りを覚えている
金石健太

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