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2009年9月 9日 (水)

??葺

こんにちは。今日はほとんど汗をかいていない、土屋です。
だいぶ過ごしやすい季節になってきました。

さて、先日事務所近くの界隈で、こんな屋根を見つけました。

Ca390050

建物の間のちょっとした塀ですが、
なかなか凝った屋根をしています。

Ca390051

こうした小さな板を使って葺く屋根の場合、
左右突き合せて板を並べ、上の部分を重ねて次の段を葺いていきますが、
この屋根は、板の左右に重なりをとって、
段ごとにその重なりを逆にしています。
軒先も珍しい納まりをしています。

Ca390052

以前、少し触れたかもしれませんが、
私は大学時代の研究テーマが「板葺屋根」だったため、
板で葺かれた屋根は資料でたくさん見ましたが、
この葺き方は初めて見ました。

通常の板葺の場合、上下の重なりの部分が密着することで、
毛細管現象で水を吸い上げてしまう心配があります。
そのため、通常、機械で製板した板ではなく、
手で繊維に沿って割った板の方が、
表面に適度な凸凹が生じるためよしとされますが、
この葺き方ならば、そんな心配はいらなそうです。

この規模だからできる葺き方なのかもしれませんが、
他にもあるのか、なんていう葺き方なのか、
気にかけていきたいと思います。

しかし、1ヶ月ほど前ここに来たときには、
この屋根の存在に全く気付いていませんでした。
やはり、目には入っていても認識できていないものって、
身近にもたくさんありそうです。

土屋 直人

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