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2009年9月 1日 (火)

規格化の効用

こんにちは、髪を切ったり頭にタオルと巻くと
娘に大泣きされる金石です。
些細なことで「父親」と認定されなくなる
なんとも肩身の狭い男です。

さて、ここのところ色々な用事が重なって、
古い建具を数多く目にします。

当たり前のことですが、
昔の建具、さらに大きく言えば建物全体は、
ある程度大きさの規格が全国共通で定められており、
結果として、建具なんかは再利用の利く場合があります...

今、私は何気なく「結果として」と表現しました。
実際、古民家再生の現場などでは、
こうした建具を再利用できます。
現代の私たちの感覚では、
「たまたま我が家の開口部と大きさが合うから」という感覚で、
「結果として、再利用...」という表現が
結構しっくりくるかと思います。

でも、本当に「結果として」なのか?

そんなことが気になり始めました。

そもそも、規格化ってどういうこと?
考え始めたら、そんなところから疑問になります。

確かに、何らかの規格が存在すれば...

例1)木を切り倒して製材するとします。
   本来であれば、注文された大きさに
   木割りを施してそれぞれの材を納めるところを、
   規格が存在すれば、
   この大きさに切っておけば柱材、
   残りのこの部分では間柱材になるな、
   と、あらかじめある程度の計算が立ち、
   材のストックが利くようになります。

  →要するに流通に乗せやすくなります。

例2)今度は大工さんの気持ちになってみます。
   家をつくるのに毎回つくりも納め方も違えば、
   仕事の度に新しいことへのチャレンジで負担大です。
   でも、規格が存在すれば、
   基本的なつくりや納め方は同じになり、
   技術の応用がしやすくなります。

  →要するに技術が体系化します。

さっとこんなことが想像できます。
この考え方は現代社会でもよくみられるかと思います。

で、今日私が言いたいことは、
規格化の最大の効用のひとつに、

 材の再利用が可能となること

が挙げられるのではないか?ということです。
先程例に挙げた建具のように、
規格化すればその再利用が容易なことは
簡単に想像がつきます。

昔の人は「材の寿命>建替えのサイクル」
ということをよく知っていて、
再利用しやすくするように規格化したのでは?
そう思えてくるのです。

そして、これが肝心なこと。

 この考え方って現代に通ずるものでしょうか?

どっぷり使い捨て文化の中で生きている
金石健太

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