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2009年8月11日 (火)

続・珪藻土壁材 ~その2~

こんにちは。毎日、水分を出る以上に摂取している気がする、土屋です。

さて、前回は珪藻土の発がん性について、
肯定派と否定派で見解が分かれる、というところまで書きましたが、
今回はその続きです。

珪藻土は未焼成珪藻土あるいは融剤添加焼成珪藻土ならば、
大部分が非結晶性シリカなのですが、
焼成することで、一部結晶性シリカを生成してしまうというのです。
ここで、見解が分かれます。

発がん性がある、とする立場では、
日本で販売されている珪藻土製品材は焼成珪藻土を使ったものが多く、
その中の結晶性シリカの含有率もほとんどが定かではなく、
発がん性の疑いを否定することはできない、
=珪藻土は発がん性物質である、という見解になります。

対して、発がん性物質ではない、とする立場では、
未焼成珪藻土であれば、主成分は非結晶性シリカであるし、
仮に焼成珪藻土を使用した製品であっても、
壁に塗って固形化した状態で、規制濃度を超える量を
浮遊させることは不可能に近いということや、
適正に焼成をすれば食品にも使えるくらい安全であるということから、
発がん性物質ではない、という見解になります。

どちらの言い分も、「う~ん、たしかに」、
と思わされるものですが、心配性の私としては、
発がん性の疑いは拭いきれない、といった感じです。
確かに壁に塗ってしまえば、安全な気もしますが、
粉の状態から扱うことも考えれば、?がついてしまいます。

施工性や風合いの良さから、
珪藻土壁材に対する需要はこれからも確実にあるだろうと思います。
現時点では、選ばれる方の考え方次第、という感も否めませんが、
やはり、製品の安全性を詳しく調べることが必要そうです。

土屋 直人

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