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2009年7月17日 (金)

板塀の塗装

こんにちは、散髪中にバリカンが壊れた金石です。
ご存知のとおり、私、坊主頭ですので、
虎刈り状態の頭で四苦八苦しながらバリカンを直しました。
幸い、バリカンはなんとか言うことを聞いてくれたのですが、
最悪の場合、あの奇抜な髪型で
電気屋にバリカンを買いに行かなくてはならないところでした...

さて、先日、とある板塀の塗装を施しました。
この塀、第93回小布施ッション講師の川添先生と
その研究室の東京大学学生さんたちがWSで作ってくれた板塀です。
以前、このブログでも作業の様子を報告いたしました。

当日は材料と時間が足りずに、
作業は途中で終わってしまったのですが、
その後、修景事業が残りの作業を引き継いだ形となります。

当日張り残した板を張るのは問題ない作業なのですが、
ずっと頭を悩ませていたのが板の塗装です。
この場所は小布施の中心街に位置し、
国道403号に面している点からも
その仕上げには気を使います。

さて、どうしたものか...?

と思い悩んでいるときに浮かんだのが「古色仕上げ」でした。
ちょうど我々の事務所の塗装でこれを行おうとしていたので、
この塀でも良い味が出せるのでは?と考えたわけです。

実はこの決断を下した直後に、
東京大学のシンポジウムに参加する機会があり、
そこで再会した学生さんにそれとなくこの話をして、
彼らからも了解を得ることができました。

それからだいぶ時間が経ってしまいましたが...

先日、ようやく塗装が完了した、というわけです。

Ws002
塗装前

Img_4839
塗装後

今回一番の心配の種だったのは、
塗装面が屋外であることです。

最近、連日に渡り報告している我々の事務所の塗装では、
あくまで屋内であるため、雨で濡れるなんて事はありませんが、
この塀は直接風雨にさらされます。
その場合、塗料の顔料が浮いて流れてしまうことがあるのです。
実際、サンプルで塗った板を誤って雨にさらしていたら、
かなり色落ちしてしまった経験があります。

調べてみると、通常、こういう屋外の塗装では、
塗装を施した後に油を塗り込んだり、柿渋を塗ったりして
塗装面を保護するようです。

そんなわけで今回は悩んだ挙句、
柿渋を数回塗り重ねてみることにしました。

で、仕上がり具合はこんな感じです。

Img_4843_2 

Img_4846_4

柿渋を塗る度にベンガラの赤味は薄れ、
黒っぽい色に落ち着いていくことは以前の実験のとおりでした。
艶や表面の肌触りは、
オイルステインとはまた違った上品な仕上がりかと思います。

ちなみにこの写真は大雨が降った後に撮影されております。
今のところ目立った色落ちは確認されておりません。

金石健太

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