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2009年7月 6日 (月)

古色仕上げ奮闘記 ~その6~

こんにちは、先日土屋氏に「塗装するときは手袋をしたら?」
という大変ありがたい助言を頂き、
晴れて指先が黒くならなくなった金石です。

さてさて、本日も相変わらず野地板の塗装をしておりますが、
まだまだ終わりが見えてきません。
それもこれも、全ては目地部分の塗装が原因ですね。
先日のブログでも書きましたが、
かなり余計な手間がかかってしまいます。

P7036336_2 

そんな地道な作業ばかりしている最近の楽しみは、
休憩時間に足場の上で大の字に寝転んで、
掃除し終えた梁と塗り終えた野地板を見上げることです。

現場が暗いせいもあって、
写真では真っ黒に写ってしまいますが、
今回調合した色はかなり赤味を帯びた黒色です。
それもベンガラの「粉っぽい赤」ではなくて、
野地板の「杉板の地肌を利用した赤」...
つまりは、塗料は薄くして板の本来の色を利用した仕上げにしております。

ですので、下から寝転がりながらじっと見上げると、
板によって微妙に色合いが違っているのがよくわかります。
木の赤身の部分と白太の部分では
当然表情は違ってくるし、同じ赤身の部分を比べても
表面の仕上げ状態によってもこれまた微妙に違ってくる。

P7036344

でも...

全体として見たときに「力強さ」を感じます。

これって色斑のある地瓦の表情とよく似ています。
まぁ、地瓦ほど斑があるわけではないのですが...

それにしてもこの「色斑=美しい」とジャッジする
人間の視覚というか感性というものはどこから来ているんでしょう?

なんてことを考えながら、
汗を掻き掻き手を動かしています。

金石健太

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