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2009年7月13日 (月)

水遊び

こんにちは、西山です。

ここ数日、昼間から水遊びをしていました。

ただ遊んでいたわけではないのですが、
それはともかくとして、数日間の水遊びで気づいたのは、
どうやら「水遊び」というものは、普遍的な楽しさを
もちあわせているのではないかということでした。

海水浴やプール、噴水と戯れるなどの王道「水遊び」の
楽しさについては子供はもちろんのこと、
大人の皆さんにも了解していただけるかと思うのですが、
「泥」や「粘土」といった水分を伴った土を扱うことも、
広い意味での「水遊び」ととらえるとすれば、
泥んこ遊びや粘土遊びなどに熱中するのも、
「水遊びの楽しさ」として、海水浴などと同列に
扱うことが出来るかもしれないと、思うのです。

数日間、私がしていた「水遊び」は、
なんのことはない、単なる「モルタル練り」だったのですが、
水を適量加えてハンドミキサーで練るという単純作業に
熱中してしまったのは、たかが「モルタル練り」といえども
「水遊び」だったからなのではないかと、思うわけです。

それで、とりあえずここまでの
 
 「水遊び」には根源的な楽しさがある

という説と、

 「水遊び」の意味の拡大

について、皆様の了解を得られたと仮定します。

そうしたときに、一昔前まで当たり前だった民家の建築風景を
思い浮かべてみると、
そこには「水遊び」がたくさんあったのではないかと思います。

典型的な泥遊びである「壁塗り」、
細かく言えば、壁土をこしらえる作業もこれまたわかりやすい
水遊びです。
昔は瓦だって、
一枚一枚人の手で粘土から成形していたわけですから、
「瓦づくり」も水遊びでしょう。
さらには、水分を抜いていく水遊びとしては、
「土間たたき」(三和土)もあげられます。
また、建材に関していえば、
一枚ずつ手漉きされていた「障子紙」も、水遊びといえます。

ざっとあげただけでも、こんな感じです。
今、普通に家をつくるとすれば、
これらの工程は、
水を使わない建材に置き換えられたり、
水を使うとしても、その作業は人の手を離れ、
機械などが担うようになっているものがほとんどです。

このような建築の「水ばなれ」は
私がこんなところで言及するまでもなく、
誰もが知っているようなことでありますが、
もしも「水離れ」が進むことによって、
そこにある「楽しさ」までもが奪われているのだとすれば、
これはなんだかもったいない気がするのは
私だけでしょうか?

西山哲雄

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