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2009年6月30日 (火)

借りる。

こんにちは、西山です。

私も昨日、「小布施まちづくり大学」に参加してきました。
内容は、昨日のブログで土屋が書いたとおりなのですが、
個人的には、今年の3月に京都をおとずれたばかりでしたので、
京都の現状を容易に思い浮かべることができ、
より一層、興味深い内容となりました。

そんななかで、
講師の高谷基彦さんが用意された資料のなかに、
見慣れた写真がありました。

資料のなかには、「京都市眺望景観創生条例」によって
守りたい眺望が以下のように列記されていました。

 ①境内の眺め
 ②通りの眺め
 ③水辺の眺め
 ④庭園からの眺め
 ⑤山並みの眺め
 ⑥しるしの眺め
 ⑦見晴らしの眺め
 ⑧見下ろしの眺め

そのなかの、「④庭園からの眺め」の例として
挙げられていたのが、「円通寺」の写真でした。

「円通寺」にピンと来た人は、かなりの京都通です。
(と、にわか京都通が勝手に認定しておきます。)

上にも書きましたが、
去る3月に京都を訪れることになりまして、
その際に行き先を相談した、高校時代からの友人で
少し前まで京都に住んでいた彼の口から
その名を聞かなければ、
私はきっと今も、知らないままだったと思います。

そんな「知る人ぞ知る」的な寺、「円通寺」。
清水寺や金閣銀閣、三十三間堂などにくらべれば
知名度ではあきらかに及びませんが、
私は京都滞在の予定に組み込みました。

結果から言うと・・・この決断は大成功でした。

このお寺、京都の中心部から北へと
細い山道をしばらく登った先にあるのですが、
往復の所用時間を差し引いて余りある、すばらしさでした。

それがこちら。

001

円通寺の庭園は、後水尾天皇によってつくられたもので、
枯山水の庭の先に望む比叡山を借景としています。

写真ではわかりずらいかと思いますが、
生垣の先に、うっすらと比叡山がみえるでしょうか?

肉眼で見ると、もっとはっきりと見えますし、
庭のすばらしさも、私の写真ではもちろんのこと、
どんな写真や映像によっても、
決して伝わりきるものではないと思います。

とにかく、京都に行ったらぜひ訪れ体感してほしい場所です。

にわか京都通のおすすめNo.1です!

しばしこの景色に見とれたあと、
ご住職と話をすることができたのですが、それによれば、
このすばらしい借景も、
付近の開発によって存続の危機にあったようです。
ご住職らの努力により、とりあえず最悪の事態は免れた
ということでしたが、
今後も同じようなことが起こらないという保障はありませんよね。

・・・・と思っていたところへ、今回のまちづくり大学で、
こういった景観をまもるために
「京都市眺望景観創生条例」が制定されたと知り、
合点がいったのでした。

〈本日の一枚〉
002_2
円通寺の庭園の重要な要素の一つ、生垣。
実は様々な植物が組み合わされているのですが、
何種類の植物が組み合わされているでしょうか?

答えは次回西山担当ブログで!

西山哲雄

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