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2009年5月14日 (木)

おもいこみ

こんにちは、西山です。

古い建物に携わる仕事をしていることもあり、
どこかに出掛けても、
自然と、古民家や古い土蔵、伝統的な町並みに
目がいくことが多いです。

そういった伝統的なものは動もすれば、
ありきたりでつまらないものとみられてしまうことも
あると思いますが、
よく目を凝らしてみてみると、意外と面白かったりします。

001
ランダムに並んだ、開口部。
丸あり、正方形あり、長方形あり、、
板戸あり、障子あり、格子あり・・

形も素材も高さもばらばらですが、
絶妙なバランスによって、美を放っています。

002
出入り口です。
写真ではわかりづらいですが、
この開口部、幅が大分細いです。
たぶん、肩幅より狭いです。

いまではこんなに細い出入り口にはなかなか
お目にかかることは出来ません。

そこにはたぶん、

 人が容易に通り抜けられるように

という配慮があるのだと思いますが、
そんな配慮がいつのまにか「常識」になって
我々を必要以上に縛っていやしないかと、
この開口部は語っているように思えました。

002_2
土塀です。
先日のブログでもとりあげたように、
土壁から瓦や小石が顔を出すのはよく見かけるのですが、
こちらは、大きな石です。

001_2
よく見ると、石積みの上に土を塗っているようだということが
わかります。
こんな土塀、いままで見たことがありませんでした。

002_3
古い建物で、よくびっくりするのが、
梁が何重にも飛び交う小屋組です。

001_4
縦横だけならまだしも、

001_5
003
斜め材が入ったり、材自体が激しく曲がってたりすると
もうなにがどうなっているのか、
理解するのが大変です。

先人達は、今よりもはるかに限りある材料のなかで、
あるものをつかい、材の曲がりを生かし、
このような空間をつくったのだと思うと、
本当に頭が下がります。

こういうのを見ると、決して
 
 古いもの=退屈

なんてことはないなと思います。

むしろ、
 
 古いもののほうが斬新で面白い

そんな仮説をもって周りのありふれた(と思っている)ものを
見てみると、面白いと思います。

西山哲雄

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