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2009年4月15日 (水)

「技術」考

こんにちは、茅葺きの隅部分のリベンジに
なんとか成功した金石です。

作業スピードはまだまだですが、
「こう納めればうまくいくかな?」
と夜中に思ったことがうまくいったのです。

今回の一連の苦い経験を通して、
「技術」について考えさせられました。

私にとっての「技術」とは?それは

 毎回違う作業環境の中で、
 臨機応変に工夫をしてうまく納めていくこと。

確かに基本となる工程や考え方はどんなことにだってあります。
その部分はマニュアル化も数値化もできます。
もちろん茅葺きにだってそういったものはあります。
ただ、実際に現場に出てみると、
その基本が当てはまらないことなんて日常茶飯事です。

そんなときに基本となる考え方を充たしながら、
どのような工夫ができるか?
そこが職人としての勝負どころです。

で...
今日、なぜだかわかりませんが、
作業をしながら現代の建築業界について考えている自分がいました。

私の考察によると、現代の建設業界は、

いかにして「基本が当てはまらない状況を作り出さないか」
ということに躍起になっている。
材料の規格化なんてものは、その最たる例です。

要するに、私の中での「技術」が登場しにくい環境が
猛スピードで培われていっているようです。

う~ん...

なんか違うよなぁ...

対して、伝統的な分野には嬉しいことに
「基本が当てはまらない状況」が溢れんばかりに用意されています。
ひょっとすると私がこの分野に憧れるのも、
この辺に原因があるのかもしれません。

以前のブログに、
地元の粘土でいかにして良い瓦を焼くかが技術か?
誰にでも焼ける「良い子ちゃん粘土」を作ることが技術か?
みたいな事を書いたことがありますが、
今一度「技術」について真剣に考える必要がありそうです。

まぁ、何はともあれ、
今回の隅部分の挫折を通して、
茅葺き屋根の奥深さと面白さの一端を垣間見ることができました。
これからも自分のアンテナに正直に、
どっぷりと「技術」の世界に漬かっていきたいと思います。

金石健太

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