« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月31日 (火)

春の気配

こんにちは。今日は半日、栗の枝焚きをしていたら、
顔がほてって、全身がなんだか疲れている、土屋です。
茅場の野火づけ のときもそうでしたが、
大して動いたり力仕事をしているわけではないのですが、
火の近くにいるだけで疲れるのはなぜなんでしょうか。
ちなみに、前髪が少し焦げているのに、今、気がつきました。

さて、先々週には20度近くまで気温が上がり、
春を飛び越えてもう夏がくるような陽気でしたが、
先週には雪が降り、今週も雪の予報が出ていたりと、
春が行ったりきたりしている感じです。

そんな陽気ではありますが、事務所の界隈では、
桜よりも一足先に、梅の花などが咲き、
だいぶ春の気配が感じられるようになってきました。

100_4063
100_4064
100_4069_2
100_4065

我が家でも、昨年の12月から鉢に入れるわけでもなく、
根巻きの状態で玄関に置かれている桜の苗木が、
先日ふと見ると、緑色の蕾をつけており、春を感じさせてくれています。

私の中では桜が咲いたら春本番なのですが、
今年は例年より少し早く春本番を向かえられそうで、
今からお花見が楽しみです。

土屋 直人

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月30日 (月)

茅葺き工事@白馬 ~その0~

こんにちは、茅選りの独特な姿勢のせいで、
お尻の筋肉が悲鳴を上げている金石です。

さて、先週の土曜日のこと。
急に作業が中止となり休みを頂いたので、
ここぞとばかりに白馬村へ出かけました。

白馬村での目的地はとある蕎麦屋。
国道から見える大きな茅葺き屋根が目印です。
そう、この蕎麦屋さん、
4月から茅の葺き替え工事でお邪魔するお店です。

私は初めての訪問。
当然のことながら、お店の方々は私のことなんて知りません。
ただ、どうしても工事でお邪魔する前に
一人の客として訪れてみたいと思ったのです。
この目でお店の雰囲気や
お施主さんの人柄を肌で感じたかったと言いますか...

お施主さんと職人の関係が発生する前だからこそ、
見えてくるものもあるのかなぁ...
と思いまして、足を運んだわけです。

で、、、

結論から言いますと、
お施主さんの人柄に惚れ込みました。
(もちろん、蕎麦の味も。)

あぁ、今お尻の筋肉痛と戦っているのも、
茅の葉っぱで体中傷だらけになっているのも、
全てはこの方々のお役に立つためなんだぁ、
と心からヤル気が込み上げてきます。

会計を済ませた後に、
「実は4月から茅葺き工事でお世話になります」
と打ち明け、お互いに笑顔で再会を約束しました。

ここはあえて隠さずに正直に言います。

今までは茅葺き工事に参加はしておりましたが、
あくまでお手伝い、あるいは見習いの姿勢でした。
自分の中での主題は、「技術的なノウハウを身に付けること」。

しかしながら、先日の松代の現場から、
自分の中で何かが変わった気がします。
最初から最後までキチンと関わった事から生まれてきた
「茅葺きを本気でやっていく」という決意。

自慢げに話す程のことではないのですが、
材料の数量や工程、工法を自分なりにイメージしてから
作業に取り掛かれるようになりました。
こんなごく当然のことを、
ここにきてようやく自然にできるようになったのです。
自分の中では大きな大きな変化です。

そして、微力ながらも自分の「技術」が誰かの役に立てるという喜び...

松代の現場はお施主さんは「長野市」でしたので、
お施主さんが生身の人であるのは、
「何かが変わった私」にとっては今回が初めてとも言えます。
そこにきて、今回のお施主さんのお人柄...
テンション上がりまくりです。
頑張ります。

30歳を目前にして、今までとは違った世の中の景色が見え始めた
金石健太

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月27日 (金)

工事中

こんにちは、西山です。
本日も旅ネタですが、まずは写真を一枚。

003
意気揚々と訪れた銀閣寺は工事中でした。

どうやら屋根の葺替と耐震工事が行われていたようで、
ご覧のように、足場が組まれ、上屋で覆われていました。

そのような状況でしたので、
写真を撮っても
005
このようになんだか絵にならず、
観光客の中には、ずいぶんとがっかりされておられるかたも
いらっしゃいました。

しかし私はというと、
工事中の様子なんてなかなかみれるものではないと、
逆にうれしくなり、おそらくその場のだれよりも熱心に
足場に囲まれた銀閣に、カメラを向けていました。
004
002

なによりうれしかったのは、工事内容が屋根の葺替で、
ちょうど葺きあがったばかりの柿葺屋根を
間近で眺められたことでした。

008
こちらが柿葺屋根(の模型)です。
009
そしてこちらがその解説。
善光寺の山門のトチ葺屋根も、板厚の違いこそあれ
同じ「板屋根」です。

そして何を隠そう、
私と土屋氏の卒業論文のテーマが「板屋根」だったのです。

そんな事情もあり、工事中の銀閣を前にして私は
かなり満足でした。

007
葺きあがったばかりの柿葺屋根は、黄金色に輝いています。
しかしこの色が保たれるのはわずかな期間で、
風雨に晒されているうちに、
だんだんと落ち着いた色合いになっていきます。

ですから、このような色の柿葺屋根にであうことは、
かなり貴重な経験です。

006_2
訪れたときはちょうど上屋を解体しているところでしたので、
今銀閣寺を訪れると、足場のない状態で
屋根を見ることができると思います。

黄金色に輝く銀閣寺の屋根を見るなら
今が何十年かに一度のチャンスですので、
どうぞおみのがしなく。

現地に行けない方は、こちらからどうぞ。

一つだけ残念だったのは、
お目当てであった苔ファイルが見られなかったこと。
造園作業のため、片付けてしまったとのことでした・・。

 ※苔ファイル
  升目に仕切られた箱のなかに、
  「銀閣寺の大切な苔」
  「ちょっと邪魔な苔」
  「とても邪魔な苔」
  と分類され、苔が展示されているもの。

〈本日のもう一枚〉
Photo_2
旅行中、もういちど工事中の場所に出くわしました。
こちらはただただ残念な出来事でした。

西山哲雄

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月26日 (木)

炭焼き窯

こんにちは。天気予報通り小布施では雪が降り始めました、土屋です。
咲き出した梅や早咲きの桜も驚いているんじゃないでしょうか。

さて、先日、町のとある会議に参加した際、
小布施で炭焼きをしているというのをはじめて知り、
昨日、さっそく見に行ってみました。

100_4053

こちらが炭焼き窯です。
居合わせた職人さんにお話を伺うと、
もう10年も前から、この場所で炭を焼いているんだそうです。
現在は職人さんは1人しかおらず、冬季間のみ焼いているそうですが、
そもそも、昔から小布施では炭焼きが行われていて、
昔は、窯ももっとたくさんあったそうです。

雁田山で間伐したナラを炭にしているそうですが、
ナラの炭は金属音がするのがいい炭なんだ、
といいながら職人さんが炭を叩くと、
確かに、カーン、という高い金属音がしました。

ここでは炭の他にも、木酢液も採取しているそうで、
炭も木酢液も需要はかなりあるそうです。
また、窯の横にはちょっとした資料館があり、
炭焼き窯を作る工程や、木酢液の採取方法がまとめてあったりします。

小布施に住んで5年目になりますが、
知らなかったなんて、お恥ずかしい限りです。
窯からゆらゆらと立ち上る煙を見ながら、
早く達磨窯を作りたい!、と思いました。

土屋 直人

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月25日 (水)

良い塩梅

こんにちは、松代の茅葺き工事が終わった途端、
今度は白馬村での茅葺き工事の準備に入っている金石です。

もう、かれこれ1ヶ月近く小布施を留守にしておりますが、
そんな状況はもう1ヶ月近く続きそうです。
この茅葺き工事にどっぷりの生活は気に入っています。

さて、そんなわけで本日も「茅選り」と「切り茅」づくりです。
作業の詳細は浄光寺の現場の際に報告したので省きますが、
それにしてもこの「茅選(すぐ)り」...

出るわ出るわのゴミの山!!

ここでいうゴミとは茅の葉っぱのことです。
ちなみに3人で1日作業すると、
4tダンプ1台分の量が出ます。
もちろん、葉っぱ同士はふんわり重なっているので、
実際の量はもっと少ないでしょうけれども...

茅の葉っぱをどの程度選るのかは職人によって様々で、
ほとんど選らないという職人さんもいらっしゃいます。
我々も「選っている」とはいっても、
多少の葉っぱは茅同士の引っ掛かりのために
あえて残したりしています。

そこで思いました...

 「材料の一部となる葉っぱ」と「ゴミとなる葉っぱ」は紙一重

葉っぱを選る人からすれば、
選らない人の葺き方は「ゴミを葺いている」。
葉っぱを選らない人からすれば、
茅選りの作業なんて「材料を捨てている」。

どちらが正しいなんて判断のつかない世界ですが、
それぞれの職人の「良し」とする塩梅みたいなものがあって、
それが結構違っているっていうのがなんだかとても面白いです。

で、只今、自分なりの良い塩梅を探っております。

金石健太

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月24日 (火)

旅トイレ

こんにちは、西山です。

先週のことですが、少しお暇をいただきまして、
西の方へ旅してまいりました。

8日間で、1690kmほどを車移動し、
その間で、1650枚ほどの写真を一人でとりました。

およそ、1km移動するごとに1枚写真を撮った計算になります。

まぁ実際のところは、
移動するときはわき目も(あまり)ふらず、真剣に移動し、
写真を撮るときには、秒単位で撮りまくったので、
こんな計算になんの意味もないのかもしれませんが、
とにかくお伝えしたいのは、かなりの距離を移動し、
かなりの写真を撮ってきたということです。

「これは撮るべきだろうか?」などと悩むことなく、
気になったものにはシャッターを切る
ということができるのも、
デジタル化の恩恵を受けているわけですが、
自分が撮ったにもかかわらず
ざっとみるだけでも少しうんざりするくらいの量の写真を眺めていると、
自分が興味を向けているものが、ぼんやりとみえてきました。

それも、
「強い興味をもっているもの」
ではなく、
「ほんのすこしの、なにげない興味を抱いているもの」
です。

これがわかったのも、とにかく撮りまくったからかなと思います。

それは、こちらです。

Photo
トイレ@銀閣寺

Photo_2
トイレ@直島の港

Photo_3
トイレ@直島のまちなか

Photo_4
トイレ@丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

21
トイレ@金沢21世紀美術館

Photo_9 Photo_10
トイレ@中谷宇吉郎雪の科学館

千枚以上も撮った中の7枚なので、たいした傾向ではありませんが、
私はどうも、トイレに興味を持っているようです。

そういえば、以前にも

Photo_7
Photo_8
トイレ@六本木ヒルズ

こんな風に写真に収めていることがありました・・。

そして、
私が興味を持っているのは、トイレはトイレでも、
「男女の表示マーク」
だということがわかってきました。

ここにあげた写真で、同じ建物のもの以外、
どれ一つとして同じマークはありません。

しかし、みな違っても、
どれもちゃんと男女の違いはわかるようになっているので、
本来の目的は達成しているといえます。

多種多様な「男女表示マーク」の中には
かなり洗練された美しいものから、
どうも垢抜けないようなものまで、
いろいろあります。

日本全体で、洗練されたマークに統一することができたら、
さぞかしすっきりするだろうなと思います。

しかしその反面、
そうなったらこのようにして 
カメラを向けることもなくなるんだろうなぁと思い、
複雑な心境です。

トイレのマークに注目することに何の意味があるのか
まだよくわかりませんが、
これからも少しの興味を向けていきたいと思います。

追伸
これからしばらく旅ネタが続くと思いますが、
どうぞお付き合いくださいませ。

西山哲雄

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月23日 (月)

茅葺き工事@松代 ~番外編~

こんにちは。帰ってスポーツニュースを見るのが楽しみな、土屋です。

さて、松代真田邸内の四阿の茅葺工事も無事に終わりましたが、
工事の後半から私も工事に参加していました。
工事最終日は、あまりに気持ちのいい天気だったので、
真田邸の周りを散歩してきました。

「何かさみしい。何か物足りない。」

このときは真田邸の周りをぷらっと歩いただけですが、
そんな印象を受けました。
平日のお昼時ということもあったかもしれませんが、
町を歩く人や、観光スポットに人がほとんどいないんです。

松代は歴史的建造物や史跡などの観光スポットが数多くあり、
真田邸のすぐ近くにも、松代城址や真田宝物館、池田満寿夫美術館、
それに文武学校などそれなりにかたまってありますが、
この一帯ですらそんな感じです。

個々の建物の整備は進んでいますが、
その活用法であったり、それらをつなぐ建物や道に、
入ってみたい、歩いてみたいという魅力がいまいちなく、
何か物足りない、という印象を受けてしまう気がします。

イタリアでローマやフィレンツェといった町を歩いてみると、
全部が歴史的建造物といってもいいくらいですが、
資料館的な活用法ではなく、店舗やオフィスといった活用がされていたり、
それらをつなぐ道が、歩いてみたいと思うような道であったり、
寄り道したくなるようなお店があったりと、魅力が満載でした。

今後の松代の展望を書いたこんなブログがありました。
松代は今、これからこうした魅力を足していく、
という段階にあるのかもしれません。
数年後、松代はどのようなまちになっているのでしょうか。

土屋 直人

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月19日 (木)

茅葺き工事@松代 ~その3~

こんにちは、週末締め切りの書類作成やらであたふたし、
すっかりとブログの更新を忘れていた金石です。

そんなわけでこのブログは月曜日である16日に書かれています。
ややこしくなってスイマセン...

さて、松代の茅葺き工事が終了いたしました。

Img_3294

Img_3318

一見すると小さな四阿(あずまや)なんですが、
昨年我々が刈り取った茅のほとんどを使い切ってしまいました。

この屋根は民家より厚みが小さいため、
茅材料は民家に比べて少なくて済みます。
そんな条件でもこの程度の面積分しか
刈り取れていないのが現状です。

数字上ではある程度把握していましたが、
実際に葺いてみると、

 あの茅場の面積でこれくらいの屋根を葺ける

ということを身に染みて実感できます。

正直なところ、あんなに苦労してこの程度か
と少々落胆する気持ちもありますが、
これこそが茅葺き屋根なのです。

今回初めて素材調達から準備、工事までを経験して、
そのスケール感というか、流した汗の量というか...
うまくは言えませんが、
「この屋根をつくるためにはこれくらいの労力」
っていう新しいモノサシが自分の体の中に刻まれたような気がします。

では、今までのモノサシはというと、、、
悲しいかな、「金銭」ですね...

お金を馬鹿にするつもりはないですが、
それは紙面上の単なる数字...
それ以上でもそれ以下でもありません。

この新しいモノサシ、とても気に入ってます。

また一つ、人として成長できた気がした
金石健太

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月18日 (水)

ビニルハウス

こんにちは、西山です。

最近、ビニルハウスが気になるようになりました。
気になるというよりは、
好きだ。
と言ってしまったほうがいいくらいです。

ビニルハウスのあの素気なさ。
最低限の材料で最大限の空間を作りだしていて、
そこに余計な飾りはありません。

それがなんとも潔く感じられ、好感がもてるのです。

そんなビニルハウスが連なって建つ姿を目にすると、
思わず見入ってしまいます。

00_2

西山哲雄

 
 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年3月17日 (火)

ヨーロッパ旅行 ~総集編~

こんにちは。いよいよ、花にティッシュを詰めはじめた、土屋です。

さて、イタリア3都市とパリの旅をお伝えしたヨーロッパの旅。
今回はその総集編です。

今回の旅で、海外旅行の楽しみはなんといっても、
違った文化に触れるところにあると改めて感じました。
ということで、そんなところを少しご紹介します。
まずはこちら。

Rimg0023_2

これは、トイレの写真ですが、
イタリアのホテルでは、日本でも見かける洋式便器(右)のほかに、
見慣れない形の便器?(左)がありました。
最初、どうやって使うかさっぱり分からず、
すぐ脇に洗剤らしきものがあったので、
「洋式便器に座りながら、ここで洗濯をするんだ」
という、思い込みをもったまま帰国したのですが、
帰ってきて調べてみると、この見慣れない形の便器は「ビデ」というそうで、
主に女性が使うものだそうです。詳しくはこちら

ウォシュレットのリモコンに「ビデ」と書いてありますが、
これが、その「ビデ」だとは考えもしませんでした。
危うく、洗濯をしてしまうところでした。
トイレ関連でもう一つ。

Rimg0021_2

イタリアの公衆トイレのトイレットペーパーは、
直径30センチくらいありました。
次にこちら。

Rimg0031_2

とあるホテルの朝食。ビュッフェスタイルなのですが、どのホテルでも、
朝食はパン、ハム、チーズ、ベーコン、スクランブルエッグ、
と、メニューは同じでした。
食べ物関連でいうと、飲料水がどこでも有料で、しかも硬水のため、
そのせいか便通が悪くなったりしてしまいました。

他にも、横断歩道でほとんど信号を守る人はいなかったり、
3車線の車道なのに5車線ぐらいで車が走っていたり、
電柱のない街並みや石造りの建物、などなど、
たくさんの異文化に触れましたが、その一つ一つに驚きや面白さがあり、
ただ町を歩いているだけでも飽きることはありませんでした。

そんなこんなで充実した10日間でしたが、
言葉が分かる、通じる喜び、
ビジネスホテルの朝食は和洋両方あり、どっちもおいしいし、
日本の木造家屋のやさしく落ち着きのある感じ、
ウォシュレットのあるトイレ、などなど、
日本に帰ってきて、まず思ったのが、
「やっぱり日本がいいなぁ」ということでした。

30年若を日本で過ごした体には、
日本の文化が染み込んでいるんだなと感じました。

土屋 直人

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年3月16日 (月)

茅葺き工事@松代 ~その2~

こんにちは、自分で自分の手を突き刺した金石です。

先週の土曜日のことです...
茅葺き作業中に片手を屋根の中に突っ込んだ状態で、
手探り状態で針取り作業をしていたところ、、、

ブスッ!

目測を誤りまくって、見事に自分の手の指を刺しました...

いや、まぁ、、、
怪我は大したことないんですよ...

でも、自分で作った道具を使って、
自分で自分の指を刺しているんですから、
これ、笑うしかないですよね?

そんなわけで、見事ブログのネタに採用されました。

Img_3240

ちなみに怪我をしたのはこんな状態での作業中でした。
写真で作業をしているのは親方...
私は写真を撮りながら、
「指、気をつけてくださ~い」
と注意喚起をしております。
まぁ、そんなこと改めて言われなくても、
そんなドジをする人はなかなかいないと思います。

そう、この写真の3分前に珍事件は発生しました。

茅葺き工事が始まって以来、
なんだか怪我をした話題ばかりですが、
工事は順調に進んでおります。

Img_3267
屋根面積が小さいのであっという間に上まで葺き上がります。

Img_3279
本日、「しころ」の上に杉皮を葺き、
さらにてっぺんの部分に特注の甕(かめ)が載りました。

現在、上から刈り込みながら下へ降りていてきています。
予定では、明日完成です。

金石健太

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月13日 (金)

大国

こんにちは、西山です。

先日のブログでお伝えしたとおり、
我々は今、茅葺き作業の真っ最中です。

そんな折、タイムリーなものを見つけました。

コンビにや書店にいく機会があれば是非、
今週号の週刊新潮を手にとっていただきたいのです

目指すページは、
表紙から数枚めくったところのグラビアページです。

グラビアページといいましても、そこに写っているのは
女性ではなく・・・茅葺きなのです。

タイトルは「萱葺き大国オランダ」

オランダという国と、茅葺きというイメージが
がうまく結びつかないかもしれませんが、
実は最近では、
日本よりもヨーロッパの方が茅葺きに力を入れていて、
さらに日本との決定的な違いとして、
日本において茅は、文化財や伝統的な民家に葺かれるのが
ほとんどですが、

あちらでは、そういった歴史ある建物にとどまらず、
新築の家や、公共施設などにも茅が葺かれているのです。

そういった背景には、ヨーロッパにおいて茅葺きが
一種のステータスとなっているという側面もあるようですが、
なにはともあれ、とりあえず、週刊新潮を見ていただきたいです。

そこにはおそらく、
みなさんの想像を超えた「茅葺き」があるはずです。

4ページばかりの特集ですが、
沢山の建物が取り上げられています。

なかでも私の一押しにして一番の驚きだったのが、
「茅葺き壁」とでもいうべき外壁の建物。

見た目は日本でもよくあるような、箱を積み上げたような
モダンな現代住宅なのですが、
その壁が、「茅」なのです。

これには本当にびっくりです。

「茅葺き」が、
「文化財」「民家」「伝統」といったものに縛られることなく、
「現代」「モダン」「美」「住宅」といったものと
うまく結びつき、融合している感じが
ひしひしと伝わってきました。

古いものを大切にすることは、
日本人の得意とするところではあると思いますが、
そこだけにとどまって、うかうかしてられないなと思います。

なんせ、人口1600万人あまりの国、オランダには
茅葺き専門の会社が450社あるそうですから。

大国への道はまだまだ遠い・・。

「本日の茅葺き」
Photo_2 
こちらは日本の茅葺きです。

西山哲雄

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月12日 (木)

ヨーロッパ旅行 ~パリ編・その3~

こんにちは。目を掻きすぎて、小さい目が余計小さくなりそうな、土屋です。

さて、前回、パリにはコルビュジェの作品が結構あると書きましたが、
今回の旅では、時間的にも体力的にも、
サヴォア邸とラ・ロッシュ邸を見るのが精一杯でした。
ゆっくりたくさん見たいとい方は、3日くらいかけて回ることをお勧めします。

ということで、今回は、パリで他に行った所をざっとご紹介します。

Rimg0431_2
Rimg0443_3
Rimg0436_3
ノートルダム寺院。

Rimg0654_3
凱旋門。

Rimg0671
Rimg0665
凱旋門から見た景色。下の写真の中央に見えるのが、新凱旋門です。

Rimg0695
ライトアップされたエッフェル塔。

Rimg0751
Rimg0757
Rimg0764
Rimg0706
ルーヴル美術館の心に残った作品と、夜のルーヴル美術館。

Rimg0383
Rimg0385
Rimg0779
ラーメン店と和菓子店。
どうもパリでは日本食が流行っているようで、
たくさんの日本食店がありました。
パリで中国人が作ってくれた日本のみそラーメンは、
○ッポロ○番みそラーメンの味がしました。

他にも有名ブランド店やその本店をたくさん回りましたが、
どこへ行っても日本人ばかりで、慣れない空間ではありますが、
なんだかほっとする空間でもありました。

と、こんな感じで、いろんなところを足早に周った、パリでした。
さてさて、次回はヨーロッパ旅行・総集編です。

土屋 直人

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月11日 (水)

茅葺き工事@松代 ~その1~

こんにちは、昨晩、晩飯が喉を通らなかった金石です。

決して病気の類ではありません。
体調はすこぶる良好でしたし、
茅葺きの仕事上がりとあってかなりの空腹状態でした。

というのも、昼間の作業中に顎だか喉だかその当たりの筋を痛め、
口を動かして何かを飲み込む作業に激痛が走るのです。
その痛みに耐えかねて、
晩飯を目の前にしながらも、それを諦めたというわけです。

 それにしても、昼間の作業中にそんな所を傷めるか?

と疑念を抱かれる方もいらっしゃると思いますが、
これが嘘のような本当の話なんです。

それは昨日のお昼過ぎのこと。
茅を締め付けるために、
フンガァっと力いっぱい麻縄を引っ張った瞬間でした。

ピキッ!!

己の体から妙な音がしました。
次の瞬間、口を動かすと激痛が走ることが判明...

Img_3174

参考までに写真を...
こんな感じで作業していて、
なぜだか顎だか喉だかその当たりの筋を傷めてしまったのです。

人間の体って、いろいろと繋がっているもんだ

と、しみじみ実感...

余計な話が長くなりました。
今週から始まった松代真田邸内の四阿(あずまや)の
茅葺き作業の様子を少しご紹介。

Img_3159
建物はこんな小さなものです。
竹の屋中(やなか)の上に下地のヨシズを貼り、

Img_3178
軒の茅を縛り付けます。
今回は屋根の厚さが薄いため、隅を高くしたりはしません。

Img_3198
その上に長い茅を並べて、根曲がり竹で締め付けて固定。
ちなみに、ここに写っている茅も根曲がり竹も
自分たちで採ってきたものです。

とまぁ、現在こんな状況です。

金石健太

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月10日 (火)

寒さ

あるかたと話していたときのことです。

そのかたは飯山市で今にも潰されそうな古い民家を買って、
手を入れて住まわれているのですが、
私もわりと古めの家に住んでいるものですから、
「古民家」が共通の話題となり、
話が盛り上がりました。

その中でまず話題にのぼったのは、寒さのことでした。

我が家はいたるところに隙間があるので、
外が冷え込むと、
家の中も同じくらい冷え込みます。

そんなことを話したら、
そのかたも、かつて同じ悩みをもっていて、
隙間という隙間に新聞紙や和紙をはり、
熱を逃がさないようにしたとのことでした。

そんな話のなかで、

「でも、この家に引っ越してきてから、
 (たしかに寒いのだけど)風邪を引かなくなった」

と。

これにはびっくりしました。

何を隠そうこの私も、同じことを感じていたからです。

とは言っても、私は風邪を全く引かないので、
どこに住もうが同じなのですが、
ではなぜそう思ったのかというと、
(私の分析によると)風邪をひきやすい体質の妻が
あまり風邪をひかなくなったからです。

少し前にそのことを本人に伝えると、
彼女も実感していたようでした。

ここまでの話を整理すると、

 寒い家は風邪を引きにくい

という結論が導き出されます。

本当?と思ってしまいますよね。

私もそんなことを誰かに言われたとしても
たぶん信じないでしょう。

でもこれが、素直な実感なのです。

まだ、サンプル数が2つしかありませんので、
いまのところは普遍的な情報とはいえませんが、
今後、地道に調査を続けようと思います。

西山哲雄

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 9日 (月)

ヨーロッパ旅行 ~パリ編・その2~

こんにちは。今日も、帰ってWBC日本代表の応援をします、土屋です。

さて、前回はサヴォア邸をご紹介しましたが、
パリに行くに当たって、いろいろ調べてみると、
パリにはコルビュジェの作品が結構あることが分かり、
その中の一つ、コルビュジェ設計のラ・ロッシュ邸を見に行くことに。

電車を乗り継ぎ、道に迷いながらやっとの思いでたどり着いたのですが‥

Rimg0571

「ん、足場?」と、嫌な予感を感じつつ、入口へ向かうと、
職員らしい女の人が出てきて、渡されたパンフレットには、
日本語でこう書かれていました。
「現在、改修工事中につき見学できません」
嫌な予感的中です。
中が気になる方はこちらに写真がたくさん載っています。

帰ってきて分かったことですが、
同じような時期に、同じような境遇に立たされていた人がいて、
少し心が救われる思いでした。

しかし、不幸中の幸いか、このラ・ロッシュ邸の代わりなのか、
普段は週に2日しか開いてなく、今回は見るのをあきらめていた、
割と近くにある、コルビュジェのアトリエ兼アパートが見れるとのこと。
30分くらい歩いて、そちらを見に行きました。

Rimg0646_2
このアパートの最上階とその下の階が目的地です。

Rimg0576
Rimg0577
Rimg0580
Rimg0585
Rimg0583
Rimg0590
Rimg0591
Rimg0595
Rimg0610
Rimg0615
Rimg0628_2
Rimg0632

アパートという、ある程度決まった形の中のため、
全体の空間構成は凝ったものではありませんが、
壁や天井を工夫することで、それぞれの空間にメリハリがあり、
また、やはり光の採り入れ方がすごいなぁと思いました。

さてさて、次回はパリ編・その3です。

土屋 直人

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 6日 (金)

茅葺き工事@松代 ~その0~

こんにちは、全身の筋肉痛と戦っている金石です。

全身の筋肉痛と言えば...

Img_1671

始まりました、茅葺き工事!!
正確に言うと、屋根に葺くのは来週からで、
今はその準備作業です。

茅を選(すぐ)って余計な葉を落とし、
1500mm、1200mm、800mmといった長さに切り揃え、
それを直径100mm程度に束ねていきます。

以前、浄光寺の現場の際にも報告しましたが、
この作業は前かがみの姿勢で行うため、
普段使わない筋肉が悲鳴をあげ、
翌日には全身が筋肉痛になるのです。

とはいえ、今回の作業は今までと大きく違います。
なぜならば、この工事に使う茅は昨秋我々が刈り取った茅だからです。

 自分たちで刈り取った茅を自分たちで加工し、自分たちで葺く
 
このサイクルが今回初めて成立します。

作業をしながら、
「この茅はあの場所に生えていたヤツだな」
などと、茅刈り当時のことを思い出しながら
作業できるこの状況を幸せに思いつつ、
自分たちの「活動」が「仕事」になっていることを実感しています。

金石健太

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 5日 (木)

理想


こんにちは、西山です。

先日、ある建築家のお話を聞く機会に恵まれました。

その建築家は、いくつもの海外プロジェクトを抱え、
常に世界を飛び回っているようなかたで、
建築界では誰もが知る、正真正銘のトップランナーなのですが、
その人が、話の中でこんなことをおっしゃりました。

 自分が最初に考えていることなんてたかが知れてる
 
 
どういう意味か、わかりますか?

建築物を建てる際にはしばしば、
建築家がまとめた設計案が、
諸条件の追加や変更などにより、
変更が必要になることがあります。

このことは、建築家にしてみれば、
自分が思い描いた「理想」からかけ離れていく
ということに思えます。

しかし、彼はこう言ったのです。

 自分が最初に考えていることなんてたかが知れてる

と。そして、

 新たな制約の出現によって、
 当初の「理想案」は実現できなくなるわけだが、
 その制約を逆手にとることで、
 もっとすばらしい建築物が産まれる。

 それが本当のクリエイティブだ。

そんなことを聞いて、私は非常に感銘をうけました。

自分が考えた案を「たかが知れてる」と言えること。

そして、
制約によって「理想」をあきらめるのではなく、
まだ見ぬ「さらなる理想」を作り出す力。

大建築家の足元には到底及びませんが、
見習いたいなと思いました。

〈本日の一枚〉
Photo
綿店の前の綿花

西山哲雄

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 4日 (水)

ヨーロッパ旅行 ~パリ編・その1~

こんにちは。先日から花粉症の症状が出始めた、土屋です。
これから約2ヶ月、憂鬱な日々が続きます。

さて、ヴェネツィアの次は、パリに行きました。
イタリアでは、近代建築を見る機会はほとんどありませんでしたが、
パリでは、近代建築の代表ともいえるこちらを見てきました。

Rimg0555

ル・コルビュジェ設計のサヴォア邸です。
教科書や建築士の試験なんかにもでてくる建物です。

Rimg0547
Rimg0472
Rimg0495
Rimg0496
Rimg0538
Rimg0540
Rimg0461
Rimg0549

写真ではよく見たことがありましたが、
実際にその場に立ってみると、それぞれの空間の心地良さを、
肌で感じることができました。
細部のデザインなどはもちろん、色使いや、
建物全体の空間構成、光の採り入れ方はすごいなぁ、と思いました。
現代建築と比べても、遜色ない格好良さでした。

また、このサヴォア邸はもちろん、
サヴォア邸のあるポワッシーという町も大変美しい町で、
パリ市外からは少し離れていますが、足を運んだ甲斐がありました。

Rimg0566
Rimg0567

さてさて、次回はパリ編・その2です。

土屋 直人

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 3日 (火)

木のある風景006

Rimg0778

寺院と木

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 2日 (月)

たべかた つくりかた

こんにちは、西山です。

・先日、『いのちの食べ方』という映画を見ました(DVDで)。

  牛、豚、鳥などの肉類や魚、そして野菜といった
  普段我々が口にする食材が、どうやってできているのか?
 
 簡単に言えば、それを追った映画です。

 普段食べているものが、
 どうやってつくられているのかを知らないということは、
 考えても見ればすごいことだなと思いますが、
 それが現実ですよね。

 牛や豚といった生き物が、「牛肉」「豚肉」という食材に
 なっていく過程が描かれているので、
 そこには思わず目を背けたくなるようなシーンも出てきます。

 要するに、屠畜のシーンです。

 スーパーでパック詰めの食肉を買うことができるのは、
 自分が手を下す代わりに他の誰かがその作業を
 (しかも大量に)やってくれているおかげだということは、
 少し考えればわかるわけですが、
 普段そこまで想像が及びませんよね。
 (少なくとも私は想像したことありませんでした・・)

 でもこの映画を見て、
 「食の背景」を少しだけ知ることができました。

 たかが、映像を通して知っただけのことかもしれません。
 そして、「体験すること」には遠く及ばないことでしょう。

 ですが、たくさんの「忘れがたいもの」をこの映画から
 いただいたと思います。

 

・衣食住というくらいですから、
 「食の背景」とともに、「住の背景」も大事だと思います。

 食の例ほどではないかもしれませんが、
 住の世界も、特に最近の建築物は、
 どうやってつくられているのか
 わからないことが多いように感じます。

 過去のブログでも散々書いていることですが、

  背景を知る

 ということを大切にしていきたいと、
 『いのちの食べ方』を見て、改めて思いました。

〈本日の一枚〉

Photo
これ、なんだかわかりますか?
模様に見えますが、これでも立派な建築材料です。

西山哲雄

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »