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2008年12月10日 (水)

「1把」の大きさ

こんにちは、只今ヒノキの切りクズまみれになっている金石です。
その詳細はまた後日...

最近の西山氏のブログで茅の単位が話題になりました。
実は私も茅運びをしながら、そのことを考えていたのでその話題を...

前回のブログにも書きましたが、
今年は茅運び作業で思わぬ苦戦を強いられました。
思い返せば、手探り状態で作業した昨年に比べ、
各自が束ねる「1把」の量が増えていることは確かです。
(正確に言うと、昨年の1把が少し小さすぎました。)

このことは運ぶには重すぎた原因の1つに過ぎませんが、
各茅場の地形や茅の回収方法によって、
その場所に適した「茅を運ぶに適度な大きさ」があるんじゃないかなぁ...
そんな気がしてなりません。
その大きさから「1把の大きさ」がある程度決まってくるように思います。

人間誰しも、多大な労力を必要とする作業はしたくないですから、
茅刈りの段階で、その後に控えている茅運びに適当な大きさをつくるのは
当然の成り行きだと思います。

我々も小谷の茅場に習って2つ同時に引っ張る作業はもうしたくないです。
なんたって重過ぎますから...
あの茅であの量の束ならば、ハッキリ言って1つが限界です。

実際、小谷流2つ同時運びを諦めた直後、
「1つだけ運ぶのなら、もう少し1把の量を増やしてもいいかな?」
とも思ったのですが、その考えもすぐに吹っ飛びました。
アップダウンのある土地で1日中続けて茅運びの作業をするのなら、
あの大きさが体力的には限界です...

ということは、、、
今年、我々は茅を1つ(6把)ずつ運ぶのに適当な大きさで
茅を束ねていたことになります。
あの茅場には、今年束ねた1把はなかなか良い大きさだったのです。
2つ運べるという非常に大きな誤算はあったものの、
結果的には適度な大きさを作っていました。

さて、そろそろ言いたい事をまとめます。

今は「茅運び」に注目して長々と呟いてきましたが、
要するに、「作業の具合の良さが1把の大きさを決めている」
というごく当たり前のことに改めて気付いたのです。
これが今年汗を流して得た大きなご褒美でした。

その作業は、刈り取る茅を抱えたり、束ねたり、運んだりする作業であって、
その他にも乾燥に適しているとか、
干す際に風に倒れない強度が確保できるなど、
多種多様な要素が絡み合って「1把」の大きさが出来上がってくるのだと思います。

見よう見真似で何の気なしに束ねていた「1把」の奥深さに気付き始めた
金石健太

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