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2008年11月25日 (火)

籾殻のちから

こんにちは。先週諸事情によりブログ当番をすっぽかしてしまった、土屋です。
独身生活も終わり、また心機一転がんばりたいと思います。

さて、木島平村での茅刈りも一段落し、
今朝は「籾殻の現場」でまだ取り付けていなかった建具を吊り込むべく、
建具の断熱効果をあげるため、建具に籾殻を入れる作業をしました。

板張りの最後の一枚の隙間からちょっとずつちりとりで入れていきます。
そして、最後の板を止めてから残りの籾殻を入れるのですが、
この作業が実に地味な作業です。
直径3cm弱くらいの小さな穴から少しづつ入れていきます。

Img_1870

しかし、こちらの方はこんな地味な作業が実に似合います。
壁に籾殻をいるときは籾殻ならグラスウールなどの断熱材と違い、
自然素材だし、調湿作用もあるということでいいに決まってる、
と思っていましたが、籾殻の断熱効果って、
実際数値化したときにはどれくらいのものなんだろう?
と遅ればせながら疑問に思い、調べてみました。

ありました。「籾殻充填木板パネルの断熱性能実験」という、
ズバリな研究論文が。
この実験では、2枚の杉板の間に層を設けて、
その層が空気層、籾殻、グラスウール、スタイロフォームの場合で、
熱貫流率の比較などをしています。
結果の数値がこちら。

 ①空気層の場合      :1.0532
 ②乾燥籾殻の場合     :0.5197
 ③炭化籾殻の場合     :0.5324
 ④グラスウールの場合   :0.5459
 ⑤スタイロフォームの場合 :0.4902

この数値が小さいほど、断熱性能が高いということなのですが、
今回該当する②を見てみるとグラスウールよりも断熱性能が高く、
スタイロフォームと比べても遜色がないことが分かります。

よくをいえば、密度(詰め込み加減)の違いで、
断熱効果にも差が生じるのか分かれば、
もし、次の機会があれば参考になるかと思いましたが、
残念ながらそこまでは実験されていませんでした。

しかし、籾殻は人体に無害でリサイクル可能なわけですから、
優れた断熱材であるといえます。
籾殻、侮るなかれです。

土屋 直人

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