mm以下の攻防
こんにちは。今日はハロウィンですが、ハロウィンとは無縁な、土屋です。
さて、いよいよ終盤を迎えた杉板張りですが、
本日私が取り組んだ壁がこちら。
なんてことはない面に見えますが、
若干角度がふれていて、板の小口を斜めに切らなくてはいけなかったり、
また、両側が仕上がっているためピッタリの長さに切らなくてはいけないなど、
もろもろの事情から片側は手で切って張ることにしました。
寸法をとってみると、微妙に一枚一枚の長さが異なります。
それも621.5mm、622mm、622.5mmなど、0.5mmぐらいの微妙な違いなのです。
これをキリがいいからと端数を切ったり切り上げたりすると、
板が入らなかったり、隙間が空いてしまったりしてしまいます。
そのため0.5mm刻みで墨をして、その通り切らなくては隙間なく仕上がりません。
これまた難しいのが、コンマ数ミリくらいの墨の上を切るか、
外側を切るかで微妙に隙間が空いてしまったりします。
ですので、寸法は0.5mm刻みくらいでとりますが、
切るときはさらに細かい寸法に気を使っていることになります。
若干長めに切って、少しヤスリをかけてピタッとはまる、
これが一番きれいに仕上がる方法だなと思いました。
と、すごいことをしているように書いていますが、
実際のところは…、上の見づらい写真で判断していただければと思います。
隙間が空くといっても、パッと見は分からない使用に支障のない隙間だと思いますが、
こういった仕事をしていると気になってしまうんですよね。
普段の生活の中でmm単位、ましてやmm単位以下を意識することなんて、
ほとんどないんじゃないかと思います。普段からmm単位を意識していると、
見慣れた風景も違ったように見えたりするんでしょうか
細かい仕事ですが、ピタッとはまったときは気分爽快、自己満足に酔う
土屋 直人
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