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2008年8月12日 (火)

文化的景観

こんにちは、先日生まれて初めて
「ハエ叩き」なる道具でハエを叩きのめした金石です。

思いのほかうまく捕えることができ、
しばらくなんともいえない満足感に浸っておりました。
もうすっかり「ハエ叩き」の虜です。

さて、先日、第85回小布施ッションに参加してまいりました。
講師に西村幸夫先生を迎え、「文化的景観」についてお話いただきました。

ん!?
文化的景観?

そう、我が修景事業のHPのコンテンツにも
「文化的景観」という言葉が使われております。
皆様、お気づきになられたでしょうか?

では、文化的景観とは何か?

 地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された
 景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの
 (文化財保護法第二条第1項第五号より)

う~ん、、、ムズカシイ。

例を挙げます。
わかりやすい例としては「棚田」。

御存知のとおり、棚田は限られた土地で稲作を行うために
山の斜面につくられた階段状の水田です。
この美しい棚田の景観の裏には、
高度な灌漑用の水路の存在はもちろんのこと、
その水路を地域で維持管理したり、
上の水田から順番に田植えをしていく地域社会が機能している事が肝心です。

棚田の場合は「農業」がキーワードでしたが、
このように様々な産業や生活から生まれる地域の独特な景観を
「文化的景観」と呼んでいます。
(かなり大雑把な言い方ですが...)

現在、文化的景観の中でも、文化財としての価値から特に重要なものについて、
都道府県又は市町村の申出に基づき、
「重要文化的景観」として選定する動きが始まっているそうです。
すでに「近江八幡の水郷」や「一関本寺の農村景観」などが
その認定を受けています。

この考え方を建設業に置き換えてみてみると、
「達磨窯による瓦焼き」や「茅場」等のプロジェクトにピタリと当てはまります。
食い入るようにお話を聞いていたのですが、
途中であることに気付きました。

 この「重要文化的景観」の選定は、
 あくまでも現在も残されている景観についての選定である。

我々が目指している各プロジェクトは、
以前は当たり前のように「文化的景観」としてあったものの、
残念ながら現在では途絶えてしまっているものばかりです。

日本中探せば、そういうものってかなりあると思います。
特にこの半世紀で急激に文化的景観が失われているのは確かでしょう。
これは勝手な予想ですが、

 残っている文化的景観<失われた文化的景観

この不等式が成り立ちそうな気がします。

文化庁並びにそれに関わる研究者の方々、
これからはどうか、「失われた文化的景観の復活」を目指す者に対しても、
救いの手を差し伸べていただけないでしょうか?

お願いしますっ!!

金石健太

<追伸>
明日より17日(日)までお盆休みに入ります。
よって、次のブログの更新は18(月)を予定しております。

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