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2008年8月26日 (火)

茅の観察日記 ~その5~

こんにちは。30分で右腕3箇所、左腕5箇所を蚊に刺された、土屋です。

さて、秋の気配もちらほら感じられるようになってきた今日この頃、
高山村の茅場にも変化があらわれていました。

100_3506

先月見に行ったときは葉っぱだけだった茅から茎が伸びて穂がつき、
こちらも秋の装いになってきていました。
葉っぱだけても茅であることには違いないのですが、
やはり穂がついてこそ茅という感じがします。
実際、屋根葺に使うのはこの穂のついた茎の部分ですからね。

これまで成長に個体差があった茅たちですが、
穂がついてまた新たな違いが出てきました。
上の写真で気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、
穂が赤いものと黄色っぽいものがあります。

100_3518

これは成長の過程で赤から黄色、もしくは黄色から赤に変化しているのか、
中間色のような穂もありました。

100_3523

帰ってきてから調べてみましたが、
「ムラサキススキ」という穂が赤褐色の品種もあるようですし、
また、出穂する時期によって穂の色が異なるというような見解もあり、
なぜ色が違うのか、結局は分かりませんでした。

さらに、生え方もよく見てみると、
横にあまり広がらず、穂の辺りまで葉がついている株と、
横に割れるように広がり、葉が下の方にしかなく、なんとなく色も薄い株、
この2種類があるような気がします。

100_3513

そんなこんなで、この茅場に生育している茅は、
どうやら1種類ではない気がしますが、
茎の断面はどれも同じでした。

100_3524

芯の部分とそれを覆う層との二層構造になっていて、
小谷の大茅と小茅と比べると、どっちとも言えない感じがします。
こうなると、この高山村の茅は一体何なんだ?
というのが、今後の課題となりそうです。

何はともあれ、来年はこの茅たちも活躍の場がありそうなので、
このまますくすくと育ってもらいたいと思います。

土屋 直人

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