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2008年8月27日 (水)

気泡と蚊

・監査の話の続きですが、
 監査員のかたに修景事業の業務内容を
 説明していたときのこと。
 現在実際にやっている事と、これからやっていきたい事の
 両方を話したのですが、そのなかで、
 「これから、瓦を焼こうとしているんです。」
 ということも伝えました。

 「我々が焼きたいのは、焼き斑のあるような瓦で、
  年月とともに、苔が生えるような瓦なんです。
  そのためには、ある程度吸水率のある瓦を焼いて
  いきたいのです。
  だから、真空土練機で粘土を練るのではなく、
  真空をかけない状態で、空気を取り込んで
  練ればいいのではないかと思っているんです。」

 なんていう話を、聞いてもらいました。
 そうしたところ、監査員のかたから、思わぬ言葉が。

 「要するに、気泡の入ったような瓦でしょ。
  そのためにはね、焼くとなくなってしまうものを混ぜて
  土を練って、焼けばいいんだよ。」

 その昔、製造業に携わったこともあるというその監査員が
 言うにはつまり、
 粘土を練る段階で、後の達磨窯での焼成の段階で
 とんでなくなってしまうような物質を混ぜておき
 成型し焼成すれば、気泡の入ったような瓦ができるのでは?
 ということでした。

 ・・・・・・

 この方法、ある分野では、よく用いられているようで、
 監査員のかたも、当たり前の方法のように、
 教えてくださったのですが、
 私にとっては、目から鱗でした。

 この方法が、そのまま瓦製造に使えるかどうかはともかく、
 我々は当たり前のように、
  真空をかけずに、土を練るしかない
 と思っていたのですが、
 方法はひとつではないかもしれない
 ということに、気づかせてもらったような気がします。
 

 やはり、人との出会いは大切だなと感じました。
 そして、出会いはどこにあるかわからないなとも。

 なんせ、監査員のかたに、瓦の焼き方を教わるくらいですから。

・蚊は、一日に何回血を吸うのでしょうか?

 今日は屋外作業をしていたのですが、夕方になると
 無数の蚊がやってきて、私から血を奪っていきました。

 最近は、室内で籾殻と戦っていたので、
 蚊の脅威をすっかり忘れ、油断してたところに蚊の襲撃・・。

 
 刺されたところをかきながら作業を続けていたのですが、
 ふと頭をよぎったのが、冒頭の疑問。

 一日に数回吸うのか、何日かに一回でいいのか、
 よくわかりませんが、
 結構な頻度で、命がけで食料を確保しようとしている
 わけですよね。

 それに比べたら、我々は恵まれてるなと。

 少なくとも私は、毎日命を賭けることなく食料を得てますから。

 その分なにかを一生懸命にやれってことなのかもしれませんが。

西山哲雄

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