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2008年8月 6日 (水)

ゆっくりつくるとちゅう

 
こんにちは、西山です。

以前どこかに書いたと思うのですが、
今の建築というのは、
少しでも「早く作る」ことを目標にしている気がしています。

なぜかといえば、早く作れば作るほど、安くできるからです。
そのほうが、余計なコストがかからないのだと思います。

「早さを追求することで、価格を下げる」
この取り組みを否定するつもりはありません。

でも、その反対に、
「遅い。けど安い」
みたいな世界も、魅力的だなと思うのです。

ようするに、
「ゆっくりつくる」ということです。

「早く、安く」というシステムでは、
ゆっくりつくることは、価格の上昇を意味しますが、
逆に、
ゆっくりつくることで、コストを抑える
というようなつくりかたもあるのではないかと思うのです。

・・・・・

はい。ここまでが前置きです。
こんな内容を以前どこかに書いたので、それを引用したかったのですが、
見つかりませんでした。

ということで、ここからが、今日思ったことです。

「ゆっくりつくる」ということは、建築途中の状態が長いということです。

たとえば、2~3年かけて、家をつくるとします。

2~3年といえば、結構長いですよね。
その結構長い期間のあいだは、
その「建築途中」の姿が、
景色・風景の一部となっているのだなと。

要するにですね、
「ゆっくりつくる」建築においては、
その建築途中においても、
美しくなくてはならないと思うのです。

美しくなくてはならないというか、
美しくあったほうが、よりいいだろうと。

つまり、
建築途中であっても、景観に配慮したいなということです。
そのためには、仕上げ材に関わらず、
最終的には見えなくなってしまうような材料や部材に関しても、
見た目というものを、意識するべきだなあと。

それこそ、数ヶ月くらいで完成してしまう建物であれば、
その建築途中の姿が多少醜いものであっても
問題はないのかもしれませんが・・。

建築途中の姿というのは、
意外と人をひきつける魅力を持っていると
私は思っているのですが、
「ゆっくりつくる」ことは、その魅力的な姿を
長い間、景色として提供することに
なると思います。

そんなことを考えつつ、
「ゆっくりつくる」視点から自分の現場をみていたら、
いくつか気になる点が見つかりました。

今後の課題としたいと思います。

〈かえる2008〉

P7210520_2
庭の草むしりをしていたら、
遭遇しました。

西山哲雄

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