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2008年7月 4日 (金)

こちらもうねうね

こんにちは。ここ数日の暑さに耐え切れず、
早々エアコンに救いの手を求めてしまった、土屋です。

さて、先日とある方から声をかけていただき、
小布施町北部にある解体寸前の納屋を見せていただきました。
納屋と聞いていたので、土蔵のような小規模な建物を想像していきましたが、
昔は母屋としても使っていたというその建物は、
入ってすぐには土間や牛を飼っていた部屋があり、
昔ながらの農家という感じの大きな建物でした。

この納屋、もともとは茅葺だった屋根を、瓦に葺き替えてはあるものの、
立派な梁組みが残っていました。

100_3367

まっすぐな梁はほとんどないというほど、
巧みに組まれた曲がりくねった梁が煤で真っ黒になっていました。
構造体にもうねうねが使われているんですね。
今となってはこのような材木を入手することはもちろん、
扱える大工さんもそうはいないのではないのでしょうか。

こうした立派な梁など、使える部材はとっておいて、
古材として使用したいというお施主さんの希望もあるようですが、
これだけの規模で、昔の形態を残している建物は、
やはり移築や改築という形で、その形態を残してほしいと思います。
以前書いた民家のように、ただ解体処分してしまうのはもったいない!

また、表紙の裏になにやら文字が書かれている襖、
振り下ろす回数が通常の半分になるであろう極太の杵、
何に使うか分からない二股の鍬、
などなど、納屋の中には面白い物がゴロゴロしています。

100_3372

こんな歴史と技術、お宝?がいっぱいの、
こうした建物をただ壊して処分してしまうのは、
やっぱりもったいないですよね。

土屋 直人

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