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2008年7月 1日 (火)

いざ、秋田。その8

こんにちは。先日、髪の毛を切ったら「大仏さんみたい」と言われ、
すれ違う人に拝まれたらどうしようと不安になっている、土屋です。

さて、案内していただいたのは樹齢230年の大杉が立ち並ぶ杉林。
杉林に入るや否や、片面だけが枝打ちされた木が並んでいました。

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これらの木は、土地の境界を示しているそうで、
この木を境に枝のない方が私有地であることを示しているそうです。
そして杉林を奥に進むと、直径7~80cmはある大径木がずらり。

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秋田でも感じたことですが、杉林の中は思っていたより明るく、
下草がとてもきれいに生えています。
また、とても涼しくてなんだかすがすがしくて、
一日中でもいたいくらい、本当に気持ちがいいんです。

先ほどの境界を示す木もそうですが、
ここでもまた新たな補助線を教えていただきました。
まず、品種の見分け方です。
以前、秋田杉には播種ブレンド6種類がある、
と書いたのを覚えているでしょうか。

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分かりにくいかもしれませんが、この写真をご覧ください。
樹皮の色や模様が違う木が混ざっているのが分かるでしょうか。
播種ブレンド6種には、すべて「~ハダ」と名前がついているように、
樹皮の色や模様によって見分けることができるそうです。
ちなみに上の写真、手前中央の木は「アミハダ」、中央奥の木は「シロハダ」、
下の写真、右側の木は「マツハダ」、左側は「アミハダ」という具合で、
種類によって、木の硬さや色合い、素性に特色があるそうです。

次に、製材することを考えた見方です。

100_3334

左側の木は根元が広がっているのに対し、右側の木は根元までシュッとしています。
この2本の木を比べると、右側の根元までシュッとした木の方が、
木目の整った素性のいい材木がとれるそうです。

この後も、いくつかの杉林を案内していただきました。
中には樹齢300年を超える大径木もあり、秋田のとき同様圧倒されっ放しでしたが、
いくつかの補助線のおかげで、杉林全体だけではなく、
一本一本の木に目を向けるようになり、杉林あるいは杉の見方が変わった気がします。

我々の手元に材木として届く杉が、どのようなところでどのように生えているのか、
そして、どのように製材され材木となるのか、今まで見えなかった部分を、
今回の旅では実際この目で見ることができ、本当に貴重な体験となりました。

さてさて、秋田~山形の旅は、もう少し続きます。

土屋 直人

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