« デジカメ購入奮闘記 | トップページ | ウルシの木2 »

2008年7月25日 (金)

地震報道の皮肉

こんにちは、これから雨の中、
原付バイクにまたがっての帰宅を余儀なくされつつある金石です。
どうせ濡れるんだから思いっきり楽しんでやろうと腹をくくっております。

さて、先日、宮城に引き続き岩手でも大きな地震がありました。
建設業に関わる者としては、
やはり地震の揺れによる建物の倒壊被害が気になるところです。

テレビでの報道も注意して見るようにしているのですが、
今回の地震では揺れの性質が幸いして、
地震の規模の割に倒壊被害が少なかったようです。

今回の岩手の地震、とりわけ「報道」に目を向ければ、
この「地震の規模の割に建物の倒壊被害が少ない」
という点を扱った報道が多いのは注目に値します。

今朝方の報道あたりから、
しきりにそのメカニズムの解説を行う番組が目に付きます。
これまでの地震に関する報道と比べてみても、
ここまで踏み込んだ解説は他の地震では見られない内容ではないでしょうか?

詳しい内容についての説明は避けますが、
かなり大ざっぱに言うと、
「地震波のもつ揺れの周期と建物の固有周期とが合致して、
互いに共振してしまうと建物が倒壊する」のです。

阪神大震災では老朽化した木造家屋の持つ固有周期と
襲ってきた地震波の周期が一致したために甚大な被害が起こりましたが、
今回の岩手の地震では地震波の周期が早かった(=小刻みに揺れた)ため、
建物の倒壊被害は少なかったようです。

阪神大震災をはじめ、地震による多くの倒壊被害を起こした地震の報道は、
あたかも「瓦屋根が重いから建物が倒壊した」かのような内容ばかりでしたが、
そういった意味では、今回の地震での報道内容は
一歩踏み込んだものになっているように思えます。

とはいえ、

 「被害が大きいと誤った情報が流れ、被害が小さいと正しい情報が流れる」

あるいは、

 「被害が大きいとその原因は扱われず、被害が小さいとその原因が扱われる」

とは、なんとも皮肉なものです...

金石健太

|

« デジカメ購入奮闘記 | トップページ | ウルシの木2 »

K」カテゴリの記事

「ひとりごと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/194472/22539904

この記事へのトラックバック一覧です: 地震報道の皮肉:

« デジカメ購入奮闘記 | トップページ | ウルシの木2 »