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2008年7月 9日 (水)

いざ秋田。その10

こんにちは。先日、汗をかきすぎてのぼせてしまった、土屋です。

さて、秋田の沓澤製材所さん、山形の金山町森林組合さんにお伺いし、
工場と秋田杉の林を見せてもらい、最後、天童市水戸部酒造さんでは、
実際にすべて秋田杉で作った部屋を見せてもらった、今回の秋田の旅。
今回の旅の目的であった、

なぜ秋田杉がいいのか

という疑問。これについて分かったことは次のようなことです。

・秋田杉の特徴として、厳しい気候風土の中で育つため年輪がつまっている
・節の少ない柾目のきれいな板材がとれる
・(かつては)そうした天然の大径木がたくさん伐採されていた
・また、それを補う高い製材技術があり、板材などの役物が大量に出荷されていた

要するに、年輪のつまった(収縮の少ない)きれいな柾目の板を、
大量に生産、出荷していた、ということです。
こうしたことで、「板材=秋田杉」という位に世間に浸透していたのかもしれません。

以前にも書いたように、改装を予定している部屋は自然素材を扱うデリケートな部屋で、
菌なんかも影響してきそうな部屋ですので、
その辺りに秋田杉ならではの特徴があるのかも‥、なんて思っていましたが、
正直なところ、今回その回答を得るには至りませんでした。

今回の旅で、一つ確実に言えることは、
秋田杉を見ただけでは、秋田杉の本当の良さは分からない、
ということです。なにせ、比べる指標が他にないのですから。
今後も、杉のみならず、素材への探求はしていきたいと思います。

ということで、およそ一ヶ月にわたりお伝えしてきた秋田の旅、
これにて終わりとなりますが、今回の旅で出会った人、場所や物、
すべてが刺激的で新鮮でインパクトのある、忘れられないものになりました。
今回お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。

土屋 直人

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