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2008年6月 9日 (月)

真の闇を知る

こんにちは、事務所の椅子に座ったら、ゴスンッという轟音と共に、
座面もろとも落下してしまう金石です。
力学的に考えて、「私の体重>許容積載荷重」なんてことは
あり得ない気がしますが、何度も繰り返し同じ惨事が引き起こされます...

さて、前回のブログの続き。

およそその空間にそぐわない光を発している
自動発券機のタッチパネルへの不満も見事に吹っ飛び、
喜び勇んでチケットを購入したら、いよいよ内陣空間へ突入です。

さて、「お戒壇めぐり」の説明を少ししておきましょう。
 お戒壇めぐりとは、御本尊の安置されている瑠璃壇下の真っ暗な回廊を通り、
 中程に懸かる「極楽の錠前」を探り当てて、秘仏の御本尊と結縁する道場です。
 ※「善光寺 ご参拝のしおり」より抜粋

要するに、真っ暗闇の地下回廊をめぐって、
御本尊と繋がっている錠前を探り当てるというわけ。
しかし不謹慎にも、私にとって錠前なんてどうでもいいことで、
最大の関心事はその「闇」にありました。

私が仕入れていた情報では、お戒壇巡りの闇のレベルときたら、
そん所そこらの暗さではないらしいんです。
それこそ真の闇...

以前ある書物で、ネパールの夜を体験して「本当の闇の世界を知った」
なんてことが書かれていたことがありました。
それ以来ネパールに行きたい願望を抱えて生活してきましたが、
わざわざネパールまで行かずとも、
近所の善光寺で「真の闇」を体験できるのなら、
そんな素晴らしいことはありません。
是非、一度は行ってみたい!
そう思ったのに、忘れていたのがこの「お戒壇めぐり」だったわけです。

そして、その「真の闇」の中へ...

結論から言います。
凄いっ!!
想像を絶するほど真っ暗闇です。

なんだかんだ言っても、しばらく歩いていれば目も慣れてくるし、
出入り口からの光やらで少しぐらい何か見えるだろう。

そう腹をくくっていたのですが、見事に裏切られました。
本当に何も見えないんです。
そこに広がっているのは恐ろしいくらいの「闇」です。
事前に手渡されたパンフレットを見ていなかったせいもあって、
進行方向はまったくわからないし(実際に何度も壁に激突しました...)、
方向感覚、移動した距離感覚、全てが麻痺します。
唯一の頼りは、先に入った人の「気配」でした。
ちなみにこの「お戒壇めぐり」、「闇」が「恐怖」に変わり始めたころに、
突然と思わぬ方向から出口の光が見えてくるという、憎い演出がなされております。

考えてみれば公の施設でこの闇空間は驚き以外のなにものでもありません。
はっきりいって今の基準では実現不可能な空間でしょう。
これだけ堂々と闇を演出されると、エンターテイメントとしても心惹かれてしまします。

まぁ、そんなわけですっかり「お戒壇めぐり」に魅せられてしまったのでありますが、
今度は周りの人の気配も感じられない、
参拝者の少ない休日以外の日に再チャレンジしてみたいと思います。

本当の闇空間をお求めの皆様、
善光寺の「お戒壇めぐり」、お勧めですよ。

金石健太

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