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2008年5月 2日 (金)

竹垣奮闘記 ~その4~

こんにちは、今朝、お寺の境内を通って通勤した際、
ウグイスが気持ちよさそうな声で鳴いていました。
思わず口笛で「ホゥ~ホケキョ」とのん気に真似をしていたら、
自分のすぐ後ろに小学生がいたことに気付き、
目が合った瞬間ちょっと恥じらいを感じてしまった金石です。

さて、本日も竹垣づくりの報告の続き。

竹を「細く」「長く」「均等に」割ることに見事失敗した後、
何かヒントが見つからないかと、本物の光悦寺垣を観察してみました。

Img_1489

Img_1487

これが小布施堂本店の脇にある光悦寺垣。
見れば見るほど「細く」「長く」「均等に」割れています。

どうやって割ったんだ???

沸々と湧き上がる疑問を抑えながら隅々までよく観察してみると、
ある事に気がつきました。

Img_1482_2

そう、この部分。
問題の「細く」「長く」「均等に」割った竹の端部です。
よくみると、端部(=末口)は割と巾の広い状態のまま束ねられています。

この状態で竹の巾は約20mm。
これを4等分くらいにして、あの「細く」「長く」割られた竹はできているようです。
写真で見ると、細かく割った裂け目は、
端部の手前で止まっていることがわかります。

恐らくこれは、全部割り切ってしまうと、
後々正しい順番に並べ直す作業が大変になってしまうために
わざと割り残したのだと思います。
ここでわかったことは、竹を「細く」「長く」割るには、
何らかの道具を使って、「竹の先端から末口方向に向かって割っていく」こと。

おぉっ!
これは発見だっ!!

竹垣をジロジロと見回しながら、思わずニヤリです。
これで光悦寺垣へと一歩近づいたと喜んだのも束の間...

よく考えると、今までの作業のほとんどはこの方向に割っていました...
これといって新しい発見ではなかったようです。

割る方向はどうやら正しい。
では、なんでこんなにも違う結果が生まれてしまうのか?
研究はまだまだ続くのでありました。

(まだ続く)

金石健太

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