« 続々・「突き抜け箱冠」考 | トップページ | 地鎮祭 »

2008年5月26日 (月)

風が吹けば桶屋が儲かる


こんにちは、西山です。

昨日、桶屋さんに出会いました。

どこで会ったのかというと、
「クラフトフェアまつもと」というイベントです。

ちょうど一年前のブログで紹介した、
マタタビのザルを私が買った、
あのイベントです。

会場内をうろうろしていた私は
大半の出店を見終わった頃に、
おひつやたらいを売っているテントの前にたどり着きました。

まずはその魅力的な製品の数々に、
目を奪われました。

そしてふと、テントにぶら下がる出展者をみました。
そこには、
「南部桶正 奥畑正宏」
という名前。

どこかで聞いたことのある名前だなと。
少し考えた後、思い出しました。

・・あの本に出てた人だと。

あの本というのは、こちらです。
31ihztod3il__sl500_aa240__2

『桶屋の挑戦』
内容はタイトルどおり、桶屋さんの挑戦の話なのですが、
桶屋さんの話を中心に、
その木桶を使って酒をつくる、造り酒屋
桶の材料となる杉材を育てる林業家
などなどの、
桶と、桶をとりまく人々の話を、
紡ぎ合わせ、見事なひとつなぎの物語となっています。
ちなみに、最近読んだ本のなかでも
1、2を争うお勧めの本です。
みなさん是非、読んでみてください。

この本の中には、桝一市村酒造場の木桶仕込みのお酒の話も
取り上げられていますが、
その本の冒頭で、「変わり者」として
紹介されているのが、奥畑正宏さんなのでした。

この本は、奥畑さんの話を出発点としています。
なんたって、第一章のタイトルが
「変わり者、桶と出会う」ですから。

奥畑さんのことは、『桶屋の挑戦』に譲りますが、
なぜ「変わり者」なのか簡単に説明すると、
 桶屋がどんどんと無くなり、
 桶屋の子供でさえ桶屋を継がないような時代に、
 桶屋と何の関係もなかったにもかかわらず
 桶屋に自ら進んでなった「変わり者」
ということにでもなるでしょうか。

そんなことを思い出した私は、
製品の横で実演をする奥畑さんに
声をかけさせていただきました。

私の質問に、気さくに答えてくださる奥畑さん。
そんなときも、奥畑さんの手はとまりません。

ちょうど、湯桶の側板となる部分を、
材料から切り出しているところだったのですが、
大きな木片に桶専用のカーブした鉈を当てて
コンコンと側板をとっていくその手さばきの見事なこと!

先日竹を割る際に、竹の代わりに自分の指を割りかけた
T氏にも見せてあげたいくらいでした。

作業を続ける奥畑さんの姿に
しばらくの間、完全に私は見とれてしまいました。
あまりの熱中ぶりで、写真をとるのを忘れてしまったくらいですから。

というわけで、本日は写真がありませんが、ご勘弁を。

西山哲雄

|

« 続々・「突き抜け箱冠」考 | トップページ | 地鎮祭 »

N」カテゴリの記事

「修景事業」カテゴリの記事

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

「職人のわざ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/194472/21189170

この記事へのトラックバック一覧です: 風が吹けば桶屋が儲かる:

« 続々・「突き抜け箱冠」考 | トップページ | 地鎮祭 »