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2008年4月30日 (水)

竹垣奮闘記 ~その3~

こんにちは、GWの後半の予定をようやく立て始めた金石です。

本日はこのGW前にチャレンジして、
見事に挫折を味わった竹垣プロジェクトの報告。

かなり前の話ですが、以前、界隈のある場所に
「竹垣(光悦寺垣)をつくってみてくれないか」との依頼を受けました。

Img_1478

GWで界隈が混雑する前に完成させようと勝手な目標を掲げ、
空き時間を見つけては試作品の製作に着手したのですが...

まぁ、「挫折を味わった」とあるように、
結論から言えばうまくできなかったんですよね。

なにがうまくできなかったのか?
それはズバリ「竹を長く細く裂くこと」。

こちらの写真をご覧ください。

Img_1476_2

Img_1475 

これは小布施堂本店の脇にある「光悦寺垣」。
写真は一番上の斜めに曲がった竹の部分です。
よく見ると細かく裂いた竹を元どおりに並べて束ねてあります。

あたかも1本の曲がった竹のように見せるあたりが「技術」ですね。
ちなみに裂かれた竹の巾はおおよそ4mm。
今回はこれに挑戦して、あえなく挫折を味わったのです。

当初思い描いた予定では、まず竹を4つ割にし、
それをさらに半分(8分割)、さらに半分(16分割)としていけば、
次第に目指すべき巾にまで細くなっていくはずでした。

ところが...

8分割にしようとした時点で、早くも問題発生。
先端でちょうど半分の位置に鉈(なた)を入れたにもかかわらず、
末口側まで裂いていくと竹の巾の比率が1:2、
もしくは1:3程度にまでになってしまうのです。

鉈の入れ方や裂き方、裂く方向など、
思いつくことはすべて試行錯誤してみたのですが、
悲しいことに何度やっても結果は同じ。

そんなに繊維に逆らっているつもりはないのですが、
なぜだか初めから終わりまで均等に割れないのです。
気がつくと裂け口が中央から少しズレていて、
一度ズレ始めると収拾がつかずに終わりまでズレ続ける。
作業はこの繰り返し...

結局、竹を真半分に割るコツをつかめないまま半日が終了。

この時点で抱いた疑念。
「竹を細かく割る(あるいは裂く)には、他に特殊な方法があるのではないか?」
→実際にやってみて、使う道具は鉈でよいのか疑問。
  到底見本のようにキッチリと細かく割れるとは思えない。

うぅ~~ん...
どうやってあんなに細かく割ったのだろう???

ものすごく悔しい気持ちです。
とはいえ、自力での解決は難しそうなので、
とりあえず見本の光悦寺垣をもう一度よく観察してみることにしたのでした。

(続く)

金石健太

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