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2008年4月18日 (金)

「突き抜け箱冠」の現状

こんにちは、お調子者の金石です。

前回、前々回と2度に渡ってブログに取り上げた「突き抜け箱冠」。
お調子者と呼ばれるだけあって、今回も調子に乗って第3弾っ!
本日は「突き抜け箱冠」の現状を調査してまいりました。

今までにわかっていた情報は以下の通り。
・箱冠の燻し瓦は工業製品として存在する
・「突き抜け箱冠」の箱冠の先端に該当する瓦は入手困難
・「突き抜け箱冠」の鬼瓦に該当する瓦は入手困難

では、まちの屋根の現状はどうでしょう?
まずはこちら。

Img_1417

Img_1418

あっ!!
周りは工業製品の燻し瓦なのに、
箱冠の先端と鬼瓦だけ古瓦をそのまま利用してます!
やはりこの部分の瓦は入手しにくいんですね。
それにしても、補修前のデザインであったであろう
「突き抜け箱冠」にこだわった施主の方の心意気は素晴らしいっ!

Img_1325

こちらは古瓦屋根の箱冠の補修として、
新しい燻し瓦の箱冠を載せています。
古瓦の箱冠のストックがあれば、もっと違和感なく補修できますね。

Img_1310

こちらは古瓦屋根の箱冠の補修として、
新しい燻し瓦の丸桟伏間を載せています。
丸桟伏間はポピュラーな瓦なので、
箱冠よりも入手しやすかったのかもしれません...

こうしてざっとまちを眺めてみると、
「突き抜け箱冠」の補修はかなり危機的な状況にありそうです。
この地域の財産ともいえるデザインを保全するためにも、
早く達磨窯を築きたいと意気込んでおります。

金石健太

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