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2008年4月10日 (木)

突き抜け箱冠?

こんにちは、Mr.運動不足こと金石です。

最近、屋根の棟瓦の形を注意深く見るようにしています。
そして行き着いた答えは、

 箱冠っていいよなぁ...

「箱冠」??聞きなれない言葉でですよね?
言葉で説明するより、写真で見たほうがわかりやすいと思いますので、
まずはこちらをどうぞ。

Img_1327

これです。
屋根の棟の一番上に載る瓦の名称です。
断面がちょうど将棋の駒のような形をしている、
四角い(正確には五角)瓦です。

Img_1326

中でも、個人的に大好きなのはこのタイプのもの。

Img_1328

普通は両隅の鬼瓦に小口が当てて終わる収め方なんですが、
これは大空に突き刺さるかのごとく鬼瓦を突き抜けてしまっているんです。
当然、鬼瓦も箱冠を避けるかのように、
頭を欠いたような特殊な形をしています。

これは北信地域の古い土蔵なんかによく見られる収め方です。
勝手に「突き抜け箱冠」と呼んでいますが、正式名称は定かではありません。
今度瓦屋さんに聞いておきます...

詳しいことはまだ調べきれていないんですが、
このタイプの収め方を他の土地で見かけたことがありません。
棟瓦に箱冠を載せるのはよくあるのですが...

これって全国的に見ても珍しい収め方なんでしょうか?

(かなり簡易的ですが)独自の調査の結果、
箱冠の燻し瓦は手に入るんですが、
「突き抜け箱冠」タイプの鬼瓦と箱冠の両隅に当たる瓦が入手が困難のようです。

Img_1331

であるならば、我々でつくりましょう!
地域のデザインは大事にしていきたいし、なによりこの収め方が好きですから。

Img_1329

この「突き抜け箱冠」、私のネーミングは野暮ですが、
夕暮れ時に浮かぶシルエットは絶品です。

金石健太

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