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2008年4月23日 (水)

茅場野火づけ

こんにちは、日焼けならぬ火焼けで顔が真っ赤の金石です。

早速、火焼けの原因の写真をご覧ください。

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そう、昨年刈り取った茅場の野火づけをしてきました。

昨年、きれいに茅を刈り取ったとはいえ、
茅場には不要な茅が堆積していたんです、実は...
茅を刈り取りながら選(すぐ)った葉や、
屋根には使えないために撥ねた古茅、あるいは蔓(つる)や蕨など、
今年の茅刈りを考えると除去しておきたいものが結構あるんです。

というわけで、茅の新芽が出始めるこの時期に火入れをします。
そうすれば茅の質も良くなるし、収穫も楽になるはず...
(もちろん消防に届出をしてから行っております)

とはいえ、実際に自分たちでやるのは初めてですので、
作業開始当初は予想以上に悪戦苦闘しました。

ここで思い出したのは、小谷村の茅場の野火づけ。
野火づけの鉄則はなんといっても、「山の上から焼く」こと。
下から焼くと火の勢いが増しすぎて手の施しようがなくなってしまうとのこと。

我々もこの鉄則を忠実に守って、
風向きに気をつけながら斜面の上の方から徐々に火を入れていきます。
基本的に炎は斜面の下から上に向かって立ち上がるので、
下方向には少しずつしか燃え広がりません。
では上方向に燃え広がるかといえば、
そちら側はすでに焼けているので燃え広がらないんです。

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「なるほど、そういうことだったのか」
と、実際に手を動かしてみて納得です。

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上から燃やすと、あまり手を加えずとも徐々に下に向かって燃え広がります。

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そして枯れた茅がなくなったところで自然と火は消えていきます。

こうして一旦は焼け野原と化した茅場。
この株から、今年も良い茅が採れることを願ってやみません。

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金石健太

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