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2008年4月 7日 (月)

第81回小布施ッション

こんにちは、本日会社の労災保険の手続きで四苦八苦していた金石です。

この類の書類は、実は何てことない内容なのに、
初めてトライすると話がチンプンカンプンで頭を悩ませることがしばしばです。
本日も例に漏れず、頭から煙が出そうになりました...

さて、先日の4月4日の金曜日、
第81回小布施ッションに参加してまいりました。
今回のゲストは美術史家の由水常雄先生です。

由水先生はガラス工芸史、東西美術交渉史が専門とありましたが、
実際にお話を伺って、「この方に専門はない!」と思わされました。
というのも、活躍されているフィールドが、
ガラスの持つ文化的背景は当然のこと、
古代から最先端に至る技術的なことにまで及んでいるのです。
もはや「専門」なんていう言葉は通用しない世界にいらっしゃいます。

この日のお話の中にも興味深いものがたくさんありました。

 ・「ガラス」を定義する言葉がない
 ・「パート・ド・ヴェール」という古来からの技法を用いれば、どんな造形も可能
  なにより冷たい状態で作業ができるため、誰でも簡単に作ることができる
 ・金属、土、石...、何でもガラスにできる
 ・有害物質をガラスに閉じ込めることで、極めて安定状態を保つことができる
 ・電球を一切使用しない照明設備も可能
 ・ガラスの強度も形も自由自在

はっきり言って「何でもアリの世界」です。
由水先生に掛かれば、ガラスというのは何でもできる素材のように思えました。
もしそうであるならば、問題は「こういうことはできないか?」という
我々の発想の方にありそうです...。

たくさんのお話の中でひとつだけわかったことは、
由水先生はガラスという「素材」を本当に熟知されているということ。
御自身が疑問に思ったことを、自ら足を運び、手を動かしながら研究されているので、
ガラスに対する知識の引き出しが膨大です。
このスタンスがあらゆる応用も可能としているような気がします。

 明快なビジョンを持った方との仕事は本当に面白いですよ

「明快な発想」と「それを可能とする技術」が合致する瞬間なのでしょう。
パーティーの最後に笑顔でおっしゃったこの言葉が、
今でも鮮明に頭に残っています。

金石健太

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