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2007年12月17日 (月)

京都、滋賀の旅~その8~

佐川美術館を後にした我々は、
遅めの昼食をとった後、
次なる目的地、安土城址へと向かいました。

100_1887
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まず、我々の目に飛び込んできたのは、
大手道とよばれた、この石段。

天守閣まで続いていて、
その両脇には、家臣たちの住まいがあったようです。

P1030400
これは秀吉の住まい。
こうして見ると、かなり立派なものだったことが
わかります。

現在は、石垣と礎石が残っているのみです。

P1030401
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天守閣跡まで、400段ほどの石段をのぼっていくわけですが、
目にうつるものといえば、
石段と石垣と、そして樹木。

とにかく、木が生い茂っていています。

木を大事にする気持ちもわかりますし、
すべての木が邪魔だとは言いませんが、
もともと、建物(天守閣や家臣の住まい)があったところの木は、
取り除いてもいいのではないかと思います。

今から400年以上前、安土城が築城されたときには、
確実になかった木なのですから。

そのほうが、当時の様子を想像しやすいし、
城址としての魅力を高めるように思います。

そして、より深刻と思われるのが、
石垣の際に生えている木によって、
石垣が崩れてしまうのではないかと思われること。

すでに、危なそうなところがいくつか見受けられましたし、
放置しておくことで、
木の根が石垣を崩す
なんていう事態になる可能性は十分あります。

城址の法則

 現在の城址-α=魅力ある城址

 そして、天守閣は想像で補う

にあてはめれば、
安土城の場合、「α」に「樹木」を代入することで、
式が成り立つのではないかと思います。

最後に、気になった文章を少しばかり引用して、
終わりにしたいと思います。

  日本人を大きくわけると
  遺跡が好きな人と
  あまり好きじゃない人に
  わかれます。

  遺跡が好きな人は、
  じつは、そこに何もないほうが
  想像力がかきたてられるんです。
  ロマンを嗅ぎわけるには
  「跡地」だけのほうがいいんです。
  修復したり、のちに建てたものは、
  どちらかというと邪魔なんですよ。

  例えば、お城の本格マニアの方にとっては
  のちに建てられたり修復された
  「城」本体はいらないんです。
  石垣だけが残ってるほうがいいんです。
  石垣をじっと見ていると、
  「ここがこうなってて、こうなってて」
  と、頭の中でカチカチカチと
  城がみるみるできあがっていく、
  それがいいらしいんです。
  同じように、遺跡も、
  そこに開いている穴を見て
  思いをはせるものなんです。

(ほぼ日刊イトイ新聞-みうらじゅんに訊け!―この島国篇―)

西山哲雄

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