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2007年11月20日 (火)

茅ばさみ

こんにちは、近頃風邪でダウンすることが多くなったため、
10数年ぶりに「インフルエンザの予防接種」なるものを受けることにした金石です。
そういえば昨年もまんまとインフルエンザの餌食となり、
決死の思いで当時話題沸騰だった「タミフル」を服用したことを思い出しました。

さて、浄光寺の茅葺き現場ですが、茅を「葺く」作業は終わり、
いよいよ刈り込みの段取りとなりました。

ここで活躍するのが「茅ばさみ」。
「針」「槌(雁木)」と並んで茅葺き職人三種の神器の一つです。
(まぁ、勝手にそう言っているのですが...)

大きな特徴は、刃先が緩やかに反っていること。
普通の刃が真っ直ぐなはさみでは、
刈り込むときに柄を持つ手が茅に突き刺さってしまい、仕事になりません、、、たぶん。
実際に使ってみると、なるほど理にかなった道具だといえます。

Pb190085

刈り込み作業の様子。
現在ではこのはさみを扱っている業者もなかなかないようです。

この道具を使う際に一番大事なのは「刃を研ぐこと」。
このはさみで切るものは茅、つまり草なわけですが、
草といっても侮るなかれ、これがなかなか手ごわいのです。
半日も刈り込みをしていると、たちまちに刃こぼれをおこしてしまいます。
細い茅たちも束になるととても強いようです。(なんせ300万本ですから...)

というわけで、現場では刃を研ぐ作業が頻繁に行われております。
静かな山中にあるこの現場に、シャーシャーという砥石の音が響き渡っております。

Pb190081_2

金石健太

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