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2007年10月29日 (月)

取り急ぎのつづき

小布施町立図書館の公開プレゼンテーションを見てきました。
 一次審査を通過した5組の建築家によるプレゼンが行われたのですが、
 その顔ぶれといったら、
 国家プロジェクト並の著名な建築家ばかり。
 計画案はどれも、それぞれにいいところがあり、
 そのなかから一つを選ぶのは、忍びないほどでした。

  小布施という、北信濃の小さな町の、
  図書館のために、
  多くの労力と情熱をつぎ込み、
  一つの案をつくりあげ、
  提案する。

 あたりまえですが、採用されるのは1組ですから、
 非常に効率の悪い仕事に違いありません。
 彼らほど名の通った建築家であれば、
 このようなコンペに出ずとも、
 もっと簡単に仕事を得る方法はあるはずですし、
 依頼がありすぎて、断るほどではないでしょうか。

 そんななか、全国からたくさんの応募があり、
 そのなかのすばらしい5組によって、
 公開審査がおこなわれたことが、
 小布施という町が
 積み重ねてきたものの
 一つの成果なのではないかと、
 住民の一人として、思います。

 住民以外にも、
 小布施のことを気にかけていてくれる人が
 たくさんいる。
 幸せな町ですね。

「水になった村」という映画を見ました。
 日本最大級のダム「徳山ダム」に沈む、徳山村のはなし。
 徳山村といえば、増山たづ子さんによる、写真が有名ですが、
 この映画は、監督である大西暢夫さんが、
 ダム建設による集団移転後も村に住む人々を訪ね、
 その暮らしを撮ったもの。
 というか、
 彼らと一緒に、畑仕事をし、山に入り、笑い、ご飯をご馳走になって・・
 そんな生活をする合間に撮った映像。
 といったほうが正しいのかもしれない。

 だからなのか、
 ダム反対を声高に叫ぶものではないのです。

 ご飯がとてもおいしそうだ。
 ジジババが、とてもたのしそうに暮らしている。
 
 大西さんも楽しかったに違いない。
 だから、15年も徳山村に通ったのだと思う。
 それが映像から伝わってくる。

 ジジババの生活は本当に魅力的だ。
 自然の恵みを最大限に受け、
 山や川でとれるものを、食べる。
 豊かな生活って、こういうことではないのかなぁ。 

 そんな生活が、
 徳山村の消滅とともに、
 なくなってしまったのが、
 ただただ、かなしい。

 
 11月2日まで、長野ロキシーで上映中なので、
 お時間のある方はぜひ!

 この映画を思い出すと、お腹が減ってくる
 西山哲雄

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