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2007年9月12日 (水)

もうすぐベトを塗ります。

こんにちは、西山です。

写真館で仕事をしていると、道行く人の声が聞こえてきます。

写真館は、小布施の比較的中心部に位置するため、
観光客のみなさまがわりと頻繁に通るのです。

話しかけられることはほとんどありませんが、
時には写真館の前でとまったり、歩みを緩めたりして、
目の前の建物について、
てんでにおしゃべりされていきます。

最近、特に小舞をかいてからというもの、
以前にもまして、注目を集めているような気がするのです。
たちどまる人も増えたような気がしますし、
信号待ちの車からも、視線を感じるようになりました。
どうもみな、小舞をみてるようなんですね。

時を同じくして、聞こえてくる言葉もだいぶ変わってきたように思います。
家を持ち上げて、基礎をつくっていた頃は、
「たいへんねぇ」
「直すより、立て直したほうが、安いんじゃない?」
とか、
 単純に、何をしているのかよくわからない
というような趣旨の発言をされていく方が多かったのです。
 こんなふるい建物をわざわざ直してどうするの?
そんな思いが、確かに感じられました。

それに対して、下にあげるのは、今日僕が聞いた言葉たちです。
「(土壁)めずらしいねぇ」
「ほら、これ。私の実家もこういうつくりなの・・」
などなど、みなさん概して好意的な感じでした。
最近は不思議と、壊して・・というようなネガティブな言葉は聞きません。

以上をふまえると、写真館は、どこかのタイミングで、
 「直す価値のない建物」
から
 「直す価値のある建物」
と認識されるようになったのだと考えられるのではないでしょうか?

小舞をかいて、土を塗る。
昔はどこにでもあった当たり前のもの。
それが写真館に、建物としての命を吹き込んだ。
僕はそんな気がしてなりません。

最後に今日出会った小学生の言葉を。
「この前までボロヤだったんだよ、ここ」
過去形ってところが、素敵です。

P1030053
小布施堂のデリバリの屋根に文字が・・という話がありましたが、
こちらは今日出会った、消防の車。
通し番号かなんかでしょうかね。
他の車もみてみたくなります。

西山哲雄

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