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2007年8月30日 (木)

刺激

こんにちは、西山です。
今日のブログに何を書こうか、結論が出ないまま、書き始めています。

・・・

そういえば、最近、樹木の消毒をしています。
・・う~ん、あとが続かない・・。

・・・

軽く30分ほど、キーボードがとまりましたが、
やっと、先が見えてきました。

少し前の話になりますが、
6月6日の小布施ッションのゲスト、香山壽夫先生から、本をいただきました。

本の中に書かれていたことを、少し紹介したいと思います。

  技術は、少なくとも建築に関わる技術は、巨大で大型のものから、
  小さく身近なスケールのものに変身していかねばならない。
  そしてまた、技術は、人々の欲望を刺激し、肥大化させていくこととは反対に、
  むしろ人々の欲望を抑制し、身近な喜びに向けていく力を回復せねばならない。
  人間が、自分の住む家を自らつくり、
  手入れすることに勝る楽しみが他にあるだろうか。
  そうした喜びを二十世紀後半の日本は、官学民の力をあわせて奪いとり、
  展示場で選んで、設置するだけの消耗品につくり変えたのである。
  その結果、人々は辛うじて、
  ガーデニングと日曜菜園にその貧しい代替物を見出している。
  二十一世紀は建築を作る喜びと楽しみを、
  再び人々に与えることができるであろうか?
                               (『人はなぜ建てるのか』p156-157)

この中で、香山先生も書かれていますが、

自分の家を自分でつくることは、楽しいんだ。

このことは、僕が伝えていきたいと思っていることです。
引っ越し問題と同様に、人ってのは、便利なことには目が無いわけですから、
放っておけば、人間をとりまく道具や技術やサービスはどんどん便利になっていって、
そのうち人間は、自分の体だけでは何もできなくなってしまうのではないかと最近、思います。

便利なものたちに囲まれ、なに不自由なく暮らしていくのもわるくないとは思いますが、
そもそも、自分の体でできたことを、便利な道具や技術に置き換えていくわけですから、
余分なエネルギーがかかりますよね。
そんなときに、
「これは地球にやさしくないからやめろ」
っていうんじゃなくて、
「そっちも便利だけど、こっちのほうが楽しいでしょ?」
と言いたいんです。

便利な道具を手放すのは、なかなかできないことです。
だって、便利なのですから。
便利という土俵で戦っても負けるだけなので、
違う土俵を与えてやればいいのです。
たとえば、
喜び、楽しみ、達成感・・
そういったたぐいのものだったら、どうでしょう。

外食もたしかに便利でおいしいけど、
自分で作った料理や、キャンプのバーベーキューにも喜びや楽しみがあるし、
外食とはちがった意味でおいしい。

そんな感覚、みなさん持っていると思います。
家の場合も同じはずです。

・・見切り発車で書き始めただけあって、
だんだん何が言いたいのかわからなくなってきましたが、
要するに、僕はひとりでも多くの人に伝えたいのです。

自分の家を自らつくる、喜びを。

そのためにまずは、
僕自身が、その喜びを自分に伝えなくてはなぁと思います。

そんなことをあらためて考えさせられた、一冊でした。
香山先生、ありがとうございました。

西山哲雄

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