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2007年7月20日 (金)

60/100くらい

こんにちは、西山です。
まずはこの写真をご覧ください。
P1010936  P1010938
この場所がどこだかわかりますか?

小布施について、少しでもご存知のかたであれば、
ここが「栗の小径(こみち)」だということは、すぐにわかるのではないでしょうか。
小布施といえば栗の小径というくらい、有名な場所です。

この小径、観光客のみなさんに、結構好評なんです。
まぁ、人気があるから小布施の顔になっているともいえますが・・。
しかし考えてみると、
別に「日本一の・・」とか、「世界一の・・」とかがあるわけではないし、
国宝や重要文化財になっているわけでもない。
世界遺産でもなけりゃ、名物の動物がいるわけでもない。
乱暴な言い方をしてしまえば、ただのちいさなみちです。
そのみちに、なぜ多くの人がおとずれるのか?

そんなことを考えているうちに、
栗の小径の魅力を考えるのに、我々ほど適した人材はいないだろうと、
そう思いました。

というのも、何を隠そう、修景事業の事務所は、この小径の途中にあります。
そんなわけで、我々は、このみちを一日に何往復もします。
ここ数年では、もっとも栗の小径を歩いているのは我々だ、といっても過言ではありません。
そんなわけで、良く歩いているんだから、魅力も一番わかるだろうと、勝手に思った。
そんな次第です。

で、田中優子先生の話によれば、江戸時代には「尽くし」という考え方があったと。
たとえば、円山応挙の「百蝶図」(かなり下の方にあります。)
この絵を田中先生は、
  「百」の世界は「尽くし」と呼ばれる。
  蝶を尽くす。数え尽くし、描き尽くす。(田中優子『江戸百夢』p9より)
と説明されています。
そういえば現代でも、「カニづくし!!!」とかありますね。

この、「尽くし」という世界に勝手に刺激された私は、
ならば、栗の小道が魅力的な理由を書き尽くしてみようと。
百個理由をあげれば、一つくらいあたるんじゃないかなと思ったわけです。

え~前置きが長くなりましたが、
以下、ここ二週間ほど、小径を歩きながら考えた、私の「栗の小径尽くし」です。

「ある」-栗の小径にあるもの-
 栗ブロック
  →一番の理由でしょう。
   たまにハイヒールの人が歩きにくそうにしています。
   そういう意味では、「やさしくない道」かもしれませんが、
   だからといって、それが欠点になるわけではないと、
   教えてくれている気がします。
 栗の木
 起伏
 カーブ
  →まっすぐではなく、少し曲がった道です。
 ベンチ
 広場
 楽雁の匂い
 鳥の声
 花
 脇を流れる小川(水路)
 笹庭
 日当たり
 適度な日陰
 雨天時のグリップ感
  →意外と栗ブロックは滑らないです。
 風
 胡桃の木
 メタセコイヤ
 土壁
 砂利
 板の腰壁
 瓦屋根
 低い軒
 北斎館
 高井鴻山記念館
 オープンガーデンへの入り口
 クランク
 砂利
 テラス
 靴の裏の感触
 時とともに、朽ちていく様
 住民とのふれあい
  →観光の場所であるとともに、生活道路になっています。
   小中学生が通学で通ったり、
   犬の散歩をする人が通ったり・・
   もちろん我々も通ります。
 

「ない」-栗の小径に無いもの-
 幅
  →人がすれちがうのがやっとくらいです。
 見通し
  →起伏があるのと、曲がっているのと、木が生い茂っているのと、
   はじっこがカギの手になっているのが要因です。
 わざとらしさ。
  →かなりさりげないです。
   小径の上で、「小径はどこですか?」と聞かれたことが数回あります
 何か
  →何もないわけではないですけど、
   かといって、何があるわけでもない感じがあります。
 ガードレール
 電線
 電柱
 信号
 標識
 コンクリート
 広告・看板
  →最低限はあります。
 ネオンサイン
 説明書き
 工業製品
 原色
 蛍光色
 自販機
 お土産屋
 商売人の声
 ぎらぎら光るもの
 車
 排気ガス
 縁石
  側溝のフタ
 マンホール
  白線
 穴から顔を出して撮るタイプの、記念写真パネル。
 ボタンを押すと、声が出て説明するタイプの、音声ガイド装置。
 街灯
  →夜は結構暗いです。
 世界遺産
 ギネス記録
 百円入れると見える双眼鏡
 室外機

 
・・ここで皆様に悲しいお知らせがあります。
うすうすわかるとは思いますが、

 百個到達せず!

無念です。
でもこうして書き出したことによる、自分なりの発見は、
「ない」ってことが、すごく重要なんではないかということ。

続きはまたということで、勘弁してください。(次回掲載未定)

西山哲雄

 
 

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