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2007年5月16日 (水)

3.のびつけ~制御された山火事

今年ののびつけは、結局5月7日月曜日の午後におこなわれました。
平日の午後ということもあって、行くことはできなかったのですが、
以前の取材をもとに、説明したいと思います。

のびつけは、漢字で書くとたぶん「野火付け」です。
字の通り、茅場に火をつけ、前年に刈り残した茅や雑草を燃やします。
余計なものを燃やすことで、茅の成長を促すわけです。
そうすると、秋に良い茅がとれます。
そしてその茅を、翌年の春、葺き替えにつかう。
そんなサイクルが、昔から続いてきました。

牧の入茅場はおよそ15町歩。
(15ヘクタールほどでしょうか。)
広大な面積に火を入れるわけで、
ひとつ間違うと、山火事の危険性があります。

ですので、山火事防止のために、火は茅場の上のほうから入れていきます。
そうすると、火はじわじわと下におりてきます。

Dscn4949_1
のびつけ前の茅場です。
後ろの山にはまだ、雪があります。

Dscn4948_1
それぞれ、分担の場所にむかっていきます。
上のほうへ行く人たちは、軽トラックです。

Dscn4990
各自持ち場へつくと、火を入れていきます。
てきとうなところで、火をつけ

Dscn4976
横にのばしていきます。

Dscn5067
あたりには、バキバキという、茅の燃える音が響きます。

Dscn5091
これで、のびつけ終了です。
一面真っ黒です。

時間にして、わずか2時間程度の出来事ですが、
この行為が、茅の成長にとっては、とても大事なのです。

Dsc00037
のびつけから一ヶ月もすると、緑一色になります。

〈本日の法面保護〉

P1010572
これだけずらずらとあると、圧巻です。

西山哲雄

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