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2007年4月19日 (木)

コンクリート好き

前回、河川の整備事業について嘆いたところなので、
本日は「護岸」繋がりで小布施町の水路について...

我が小布施町には、松川の扇状地という地形を活かして、
山から千曲川に流れるような格好で、街の各所に水路が巡らされています。
普段歩く歩道などでは大方暗渠になっているのでわかりにくいのですが、
この水路、その気になってよく見てみると、
随所に大きな玉石が並べられた護岸を見ることができます。

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ちょうど今、松川の護岸(?)として並べられている石と同じくらいの形・大きさで、
おそらく、この近くで採れる石をうまく利用していたのだと思います。
先日紹介した女鳥羽川のものとは違って、
あまり造園的ではないごく自然な、どこを掘っても出てくるような石です。

先程、「大きな玉石が並べられた護岸」と表現しましたが、
やはり昔の仕事はしっかりしていて、ただ一列に並べるだけではなく、
できるだけ隙間がなくなるようにうまく工夫して並べられています。
飛び散った水しぶきで良い具合に苔むしたり、
建物と建物の間の暗がりに神秘的な艶を放ったり、
景観としてもなかなか良い仕事をしていると思います。

現代の工事では、どういう訳か写真左のように
コンクリートやモルタルで塗り固めてしまう場合が多いようです。
もともと力強い玉石が積まれていたにもかかわらず、
その上から蓋をしてしまっているのは非常に残念です。
地域の財産を見極める目が鈍っているのか、
それともコンクリートが大好きなのか...

上塗りしたコンクリートも蓋のようにパカッ!と外せればいいのですが...

金石健太

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