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2007年3月 5日 (月)

素人と玄人

近所に良い風景を見つけました。
場所は須坂市仁礼、山際を走る河川の脇の田園風景です。

P3040078

全体が緩やかな傾斜地となっていて、そこに水田を作るために、
水田と水田の境目に自然石を積み上げて土留めとしています。
思うに、この見事な仕事は専門家の手によるものではなく、
この場所を耕した農民自身の手によるものだと思います。

よく見ると、石を交互に重なるように積み上げてあったり、
石同士の隙間に小石を噛ませたり、
素人といえどそこには確固たる技術が存在していたことがよくわかります。

物の流通の発達と共に、さらには専門職の細分化と共に、
このような素人の手による素晴らしい技術が失われているように思います。
それは何も石積みに限った話ではなく、茅葺きにしても左官にしても、
以前は職人と共にその場所の住人も共に作業をしていました。
そこで培われる「職人と素人の共同作業の在り方」と
「素人の技術」こそ、その土地の文化なのかもしれません。

金石健太

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