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2007年3月20日 (火)

能登の旅 ~その4~

引き続き能登の旅・第4弾、今回は能登の間垣(マガキ)です。

「間垣」とは海沿いの家の前に見られる無数の竹(苦竹)を並べた垣根を指します。
日本海から吹き付ける強い潮風から家を守る為に、
この土地の人々は敷地の海側に竹の垣根をめぐらせて生活してきました...

というのが事前に私が持っていた予備知識。
そこで今回、それがいったいどんなものかこの目で確かめるべく、寄り道して見てきました。

漆塗りで有名な輪島市中心街より国道249号を外れ、
断崖絶壁の海沿いの道をひた走ること約30分。
真冬の日本海の白波が打ちつける曲がりくねった道を抜けると、
入り江にへばりつくように小さな集落が姿を現します。
この集落こそ、「間垣」で有名な石川県輪島市大沢地区です。

P3070093

「おぉっ、本当にあったぁ!!写真で見た通りだ!」
まるで子供のように(実際は子供よりも...)歓声を上げてしまいました。
なにせ高さ4~5mはあろうかと思われる竹がズラズラズラァ~~~ッと
ものの見事に海沿いの道に沿って並べられているんです。
坂道を下って集落まで辿り着くと、実際のその高さに圧倒されてしまいます。

P3070095

P3070099

ここまでくると、いつもの興奮状態に突入です。
間垣を目の当たりにした「感動エネルギー」を発散すべく、1歳になる息子を小脇に抱え、
小雪のちらつく間垣沿いの道を訳もなく全力疾走っ!!
さすがに端から端まで走りきると息も絶え絶えです。

とにかくここの間垣の長さときたら、
今年28歳になろうとしている男性(私)が10kgの重り(息子)を持ったまま全力疾走して、
意味もなく酸欠状態に陥り、地面にヘタレ込んで目を白黒させるほど長いんです。

実はこの旅の道中、他の地域でも「間垣」に相当するしつらえを何度か目にしてきました。
しかし、ここ大沢地区の「間垣」は竹の先端が切り揃えられていないという特徴があります。
つまり、竹箒を逆さまに立てかけたような、
あたかも竹がそこに自生しているようなデザインになっていることです。

残念ながら、なぜこのようなデザインになったかは判明しませんでしたが、
単純に「先端を切り落とす手間を省く」といっただけの理由ではなさそうな気がします。
寒風が吹き荒れるこの地では、
竹の先端のフワフワした感じがなんとも暖かそうには見えますが...(続く)

金石健太

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