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2007年2月17日 (土)

写真館の屋根 続報

よろび直しと補強も終わり、瓦葺工事に入った写真館。
その瓦葺屋根について続報です。
以前書いたように、修復前の瓦葺屋根は「瓦、土、下葺、土、野地板」という、
下葺の下にさらに土がある通常とは少し異なる構造になっていました。

この構造で気になったのは、下葺の下の土は何のためか、
下葺の板(小羽板)はどうやって固定されているのか、という点です。
この点について、今回来ていた職人さんに聞くことができました。

Q、下葺の下の土は何のためにあるんですかね?
A、防火のためじゃないかな。火事のとき延焼から守るように。蔵とかにもあるだろ。
Q、小羽板を釘で留めるより、土の方が安くできたとか?
A、そんなことはないよ。土を練って屋根に上げるの方がよっぽど手間もお金もかかる。
Q、では、小羽板はどうやって固定されてるんですかね?
A、ここ(写真館)はどうだったか分かんないけど、俺が松代でやったときは、
  土に釘で留めて、桟木を垂木に利かせて押さえたけどね。それでもうずらない。
Q、けっこうこういう構造の屋根はあったんですかね?
A、まあ、このやり方は屋根が重くなるから、あんまりやらなかったんだろうね。

という感じです。写真館の場合は、桟木が垂木に利かせてあった感じはなかったので、
また別の工法だったのかもしれませんが、かなりすっきりしました。
写真館の柱を見る限り、とりわけ立派な材料を使っているという感じではありませんが、
屋根にはお金をかけて火事から守ろうとしたんですね。
それほど、昔は屋根が重要だったんですね。

<本日の一枚>

Dscn8939
これは、昨年白川郷に行ったときの写真です。
昨年は大雪に悩まされましたが、今年は記録的な暖冬。
私が生まれてから、これほど暖かくて雪の少なかった年はなかったのではと思います。
はたしてこの先、どうなってしまうのやら。心配です。

土屋直人

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コメント

修景のブログって面白い。
これからもこのブログ見て、
少しでも「修景事業」について
知っていこうと思う。

「修景事業」のみならず、
修景のメンバーのみなさんには、
すっごく期待しています。

投稿: 阿部 | 2007年2月18日 (日) 13時46分

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